出版社内容情報
『Another』の著者がおくる、最恐ホラー&ミステリ第2弾!!
伝説の『殺人鬼』ふたたび!……蘇った殺戮の化身は山を降り、麓の街へ。いっそう凄惨さを増した地獄の饗宴にただ一人立ち向かうのは、ある「能力」を持った少年・真実哉! ……はたして対決の行方は?!
内容説明
伝説の『殺人鬼』、ふたたび。双葉山の惨劇から三年、最初にそれと遭遇したのは休暇中の一家。正義も勇気も家族愛も、ただ血の海に消えゆくのみ。そしてそれは山を降り、麓の街に侵攻するのだ。病院を、平和な家庭を、凄惨な地獄風景に変えていく。殺す、殺す、殺す…ひたすら殺戮を欲する怪物に独り立ち向かうのは、不思議な“能力”を持った少年・真実哉。絶望的な闘いの果てに待ち受ける、驚愕と戦慄の結末とは!?―。
著者等紹介
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年に『十角館の殺人』で作家デビュー。92年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズを代表とする本格ミステリを書き続ける一方で、ホラー小説にも意欲的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モルク
112
前作よりその殺人の猟奇的なグロさはパワーアップしている。「彼」が魔の山から降りてきた!ドライブ中の刑事一家から始まり(さすがに幼児はきついぞ)暴風雨の中の夜中の病院へと移る。次々とそしてこれでもかというように息をつかせずに残虐なシーンの連続。看護師の鋏のシーン、塩酸や消火器のシーンは生々しくてぞぞっとなった。ミステリー要素よりスプラッター要素が強くダメな人にはきつい、読み手を選ぶ作品である。「彼」はなぜそうなったのか、そして続きはあるのか、もうお腹一杯のはずなのに、更に求める自分が怖い。2019/02/12
ダイ@2019.11.2~一時休止
109
殺人鬼その2。殺人鬼の目と同化した少年の奮闘記って感じ。2013/11/20
かみぶくろ
101
殺人鬼シリーズ2作続けて読了。カツ丼大盛食べた後に天丼大盛食べた気分。もう大丈夫、もう十分。パワーアップしてるグロ描写も途中から感覚が麻痺してただの字面と化す。人間ってホントになんでも慣れる。それってけっこう怖いこと。2016/01/18
ちーたん
93
★★★☆☆覚醒篇に続き逆襲篇読了。惨劇から3年後。双葉山からなんとあの彼が下山!もはや餌を探しに街に繰り出す熊🐻今回も罪なき人々が残虐非道に殺されていく。前回以上にいろんな殺害方法が繰り広げられ私の脳のネジがどっかへ飛んでいった…特殊な能力を持つ小学4年生の真実哉君がお父さん、お姉ちゃんを守るため非力な小さな体と大きな勇気で殺人鬼に立ち向かう姿は逞しい!これで殺人鬼とも☆アディオス☆(`・ω・´)ノ出来るかと思いきや綾辻先生第3弾も出す気満々とは〜😨もうお腹いっぱい😇w(現時点発表されてません)2020/01/05
とも
71
怖かった。やっぱり苦手。なんとか最後まで読んで、何とか気持ち悪いだけでなく終える事が出来た。途中の違和感うまいこと収束されてなんとか納得。2024/05/05