出版社内容情報
「妻は、くノ一」の姉妹シリーズ、新始動！
平戸藩の江戸屋敷に住む清湖姫は、微妙なお年頃のお姫様。市井に出歩き、町角で起こる不思議な出来事を調べるのが趣味。この年になって急に、素敵な男性が次々と現れて…。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る！
内容説明
平戸藩の江戸屋敷に住む静湖姫は、微妙なお年頃のお姫さま。大晦日の夜、おかまの店で飲んだくれていると「来年はもの凄いモテ年になる」と占われる。年が明け、三十一歳になるのを機に習い始める三十一文字の和歌の会に参加すると、なんと屋根の上に死体が。謎を解こうと奮闘する姫の前に、素敵な男性が次々と現れて…。恋に事件に、花のお江戸を駆け巡る！大人気著者が放つ「姫は、三十一」シリーズ第１弾。
著者等紹介
風野真知雄［カゼノマチオ］
１９５１年、福島県生まれ。立教大学法学部卒。９３年に「黒牛と妖怪」で第１７回歴史文学賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
初美マリン
89
漫画のような。ただ史料なんていうのはほんの一例、後世からみたら表面だけ、というのは案外頷けた。2019/01/18
積読亭くま吉(●´(エ)｀●)
60
あらゆる不運に見舞われて、ことごとく縁談が壊れ、行き遅れた数えで三十一の、大名家の姫様の捕物帳。←これだけでも出鱈目(笑)さらに輪をかけて滅茶苦茶♪(❁´ ︶ `❁)*✲ﾟ*やりたい放題で言いたい放題の姫と、同じく出鱈目で滅茶苦茶の時代考証(笑)面白く読みました｢((└(:D」┌)┘))ｱﾋｬﾋｬ｣って(笑)私は上手く乗りきれなくて満喫出来ない箇所が多少あったので、映像化されてドタバタ時代劇とかになったら人気が出そう!!現に人気シリーズのようで長く続いてます｢くの一シリーズ｣は恋模様なのかな？2015/04/20
今ごろになって『虎に翼』を観ているおじさん・寺
40
『妻は、くノ一』のスピンオフ小説。主人公は平戸藩主松浦静山の娘・静湖姫。３１歳独身の美貌の姫にやって来たモテ期。そしていつもの事件と謎解き。私は推理ものが苦手なのだが、風野小説の捕物は何となく読んでしまう。お転婆な感じが愛せる静湖姫の傍らには護衛役の岡田博之助。この頼りなさげな剣豪が良い味を出している。しかし瓦版屋の『黒尻穴へ』という名前には思わず笑わされた（笑）。楽しい。2013/05/27
豆乳くま
39
大変面白かったです。風野さんとは相性が良くないのかも…と思っていましたが3作目でこれは、と言うのに出会えました。主人公、静湖姫は私の知る限り一番の破天荒姫です（笑）大晦日行きつけのおかまの店で呑んだくれ、のあたりで女性はましてやお姫様は飲みに行ったりしないだろうと突っ込まずにはいられないスタート。その後も破天荒振りは加速。事件に頭を突っ込むがいく先々で殿方にモテまくり。人生最大のモテ期到来なのです。軽さもここに極まれり。色々ツッコミ所はありますがそれをもねじ伏せる姫の魅力は素晴らしいです。もう大ファンです2015/04/07
まるる
37
静湖姫にモテキがｷﾀ━ヽ(ヽ(ﾟヽ(ﾟ∀ヽ(ﾟ∀ﾟヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ∀ﾟ)ﾉﾟ)ﾉ)ﾉ━!!!! しかも三十八万四千年に一度とかどんだけぇ～(笑) 今の時世を時代物に繁栄させて、楽しく読める姫様捕り物帳でした。 『妻はくノ一』も良かったけど、明るく楽しく読めるこのシリーズの方が好きかも♪ すっかり静湖姫のファンになりました。もちろん続編も読みますとも！ 2013/05/22
