出版社内容情報
大人気シリーズ第2巻! 高校生になった泉水子に降りかかる災厄とは…。東京の鳳城学園に入学した泉水子はルームメイトの真響と親しくなる。しかし、泉水子がクラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒は特殊な理由から学園に集められていた……!!
荻原 規子[オギワラ ノリコ]
著・文・その他
酒井 駒子[サカイ コマコ]
イラスト
内容説明
生まれ育った紀伊山地を出て、東京の鳳城学園に入学した鈴原泉水子。学園では、山伏修行中の相楽深行と再会するも、二人の間には縮まらない距離があった。弱気になる泉水子だったが、寮で同室の宗田真響と、その弟の真夏と親しくなり、なんとか新生活を送り始める。しかし、泉水子が、クラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒たちは特殊な理由から学園に集められていた…。大人気RDGシリーズ第2巻。
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色匂玉』(福武書店)でデビュー。2006年、『風神秘抄』(徳間書店)で、第53回産経児童出版文化賞・JR賞、第46回日本児童文学者協会賞、第55回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
237
田舎に済んでいた中学生が、都会に出てきた。レッドデータは、希少価値を意味する。紀伊山地、陰陽道、修験道、式神、真言宗、飯縄権現といった古式懐しき事項と、学園生活という現代文化が交錯する。なんとなく面白そうだけど、ちょっとピンと来ない所もある。引用文献、参考文献が最後にある。解説、感想などから勉強してみようと思った。2013/08/09
文庫フリーク@灯れ松明の火
158
図書館本で1巻読み、堪え切れず全巻文庫購入。止まれるはずもなく6巻まで読了(笑)都内は修験の山・高尾山北側の鳳城学園に深行と共に進学した泉水子。心の脆い姫神憑きが出逢うのは、邪な陰陽師と神霊となった兄弟持つ同級生。式神使う陰陽師に、荒俣宏さん『帝都物語』好きの魂が騒ぐ。魔人・加藤が現れないものか(爆)蠱毒とかエグい部分期待するのは無理にせよ、謎を秘めた学園・生徒会・審神者(さにわ)たる陰の生徒会長、そして「このままでは私が人を滅ぼしてしまう」という姫神の言葉。一気呵成に読んだ分、じっくり再読して行きます。2015/06/16
いおむ
142
ロープウェイの切符を無事買えた泉水子が、やりとげた感いっぱいで喜ぶところがかわいいですなヾ(≧∇≦)2014/08/13
いりあ
126
荻原規子の"RDG"シリーズの第2巻。泉水子の決意の新生活がスタート。彼女が鳳城学園に入学したことによって、物語が動き出します。先に転校していた深行、ルームメイトの真響、真響の弟真夏など、彼女を取り巻く人間関係もだいぶ広くなっていきます。着実に1歩1歩進んでいこうとする彼女の前に暗い影が…。前巻に比べて異能バトル成分を増しています。どうやら、この学園にも色々と裏があるようです。泉水子と深行は無事に自分たちの望む未来をつかむことが出来るのでしょうか。一気に登場人物が増えて、学園物としての楽しさも増しました。2013/01/01
katsubek
123
現代ファンタジーの最高傑作だとのこと。そういうものか。少し戸惑う。割りに軽い気がする。まぁ、いいか。続き、読むか?2012/01/14