出版社内容情報
日本の敵というのは、中国である。その中国という国は、ウイグル族という国内の少数民族を徹底的に弾圧し絶滅させようとしている。そのうえチベットでも、古くからの文化を滅ぼしてしまおうと圧力を加えている。アジアの地政学上の条件を勘案すれば、日本は近くの大国である中国とロシアに対し、常に戦う体制をとり続ける必要がある。冷戦後、国際社会を維持してきた「アメリカと中国による国際社会」という枠組みは、終わりを迎えつつある。中国の不法行為によって香港は独立した民主主義体制を否定され、中国共産主義体制の一部になってしまった。民主主義の大国アメリカは、自由の行き過ぎから国内情勢が大混乱に陥り、指導国としての能力を失いつつある。世界が破滅の淵から引き返すにはまず、中国の不法な行為をやめさせなければならない。第二次大戦に敗れたあと、国際社会から消え去っている日本に、経済力にふさわしい責任を全うする決意を促す。
内容説明
世界はいまや破滅の淵にいる。冷戦後、国際社会を維持してきたアメリカと中国による国際社会という枠組みが、終わりを迎えつつあるのだ。中国の不法行為によって香港は独立した民主主義体制を否定され、中国共産主義体制の一部になってしまった。民主主義の大国アメリカは、自由の行き過ぎから国内情勢が大混乱に陥り、指導国としての能力を失いつつある。世界が破滅の淵から引き返すにはまず、中国の不法な行為をやめさせなければならない。第二次大戦に敗れたあと、国際社会から消え去っている日本に、経済力にふさわしい責任を全うする決意を促す。
目次
第1章 習近平は香港のあと東京を狙う
第2章 アメリカは中国の挑戦をはねのけた
第3章 国際観光のバブルは戻ってこない
第4章 大恐慌が忍び寄ってくる
第5章 アメリカの政治理念が消滅する
第6章 日米安保条約が空文化する
第7章 日本よ、中国に対して抑止力を持て
著者等紹介
日高義樹[ヒダカヨシキ]
ハドソン研究所首席研究員。1935年、愛知県生まれ。東京大学英文科卒業。59年、NHKに入局。ワシントン特派員、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長を歴任。92年に退職後、ハーバード大学客員教授、ケネディスクール・タウブマン・センター諮問委員、現職を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シノウ
吉村武
kaz
tackto