内容説明
ドイツ国民懐柔のために東欧は生贄にされた―。ヒトラーは第二次世界大戦の最中に拡張した領土を、国民をいかに統合・支配したのか?その統治の手法と欠陥を白日の下に晒す。ナチズム研究の第一人者の手による、世界最高水準にして最新研究に基づく入門書、待望の邦訳。
目次
第1部(第二帝政と第三帝国;第一次世界大戦後;ヴァイマル共和国の右派)
第2部(ナチによる「権力掌握」;迫害;経済と社会;拡張)
第3部(戦争の第一段階―一九三九~四一年;暴力の爆発;バルバロッサ;絶滅政策;戦争と占領;戦時下の民族共同体;ドイツ国内での抵抗;終焉;おわりに)
著者等紹介
ヘルベルト,ウルリヒ[ヘルベルト,ウルリヒ] [Herbert,Ulrich]
1951年生まれ。歴史学、ドイツ学、民俗学を修めた後、エッセン大学、ハーゲン通信大学、テル・アヴィヴ大学、ナチズム史研究所所長を経て、1995年から2019年まで、フライブルク大学近現代史講座教授。現在、フライブルク大学名誉教授。専門はドイツ近現代史、とくにナチズム研究。著書多数。ドイツ国内でもっとも顕著な業績を挙げた研究者に与えられるゴットフリートヴィルヘルムライプニッツ賞を、1999年に受賞している
小野寺拓也[オノデラタクヤ]
1975年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。昭和女子大学人間文化学部を経て、現在、東京外国語大学世界言語社会教育センター講師。専門はドイツ現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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