角川新書<br> 世界史の大逆転―国際情勢のルールが変わった

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角川新書
世界史の大逆転―国際情勢のルールが変わった

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040822426
  • NDC分類 302
  • Cコード C0230

出版社内容情報

これがナショナリズム、ポピュリズムの先にある新しい世界の原理だ!保守化する世界、自国第一を突き進む国家、AIで働き手が疎外される社会……。かつての「当たり前」が逆転しはじめた。安全保障に精通した二人の博学が、何が時代後れになったのか、知っておくべきは何かを示す。

佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他

宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
著・文・その他

内容説明

北朝鮮の核保有を認めたアメリカ、「感情」で動く国際情勢、「脱石油」とAI社会の衝撃まで、なぜ世の中の「常識」は時代後れになったのか?地政学や哲学などの学問的知見と圧倒的な情報量を武器に、二人の碩学が新しい世界の見取り図を描く。6つの視点から新しい世界の原理を読み解く!

目次

第1章 米朝首脳会談後の東アジア
第2章 国際情勢は「感情」で動く
第3章 核抑止から核拡散の時代へ
第4章 混迷する中東と「脱石油」の衝撃
第5章 AIが世界の「常識」を覆す
第6章 民主主義はもう限界なのか

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。『国家の罠』(新潮文庫)で第59回毎日出版文化賞特別賞、『自壊する帝国』(新潮文庫)で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

宮家邦彦[ミヤケクニヒコ]
1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。78年東京大学法学部卒業後、外務省に入省。外務大臣秘書官、在米国大使館一等書記官、中近東第一課長、日米安全保障条約課長、在中国大使館公使、在イラク大使館公使、中東アフリカ局参事官などを歴任。2006年10月~07年9月、総理公邸連絡調整官。09年4月よりキヤノングローバル戦略研究所研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

115
元外交官の二人による様々な国際情勢をテーマとした対談本。以前も二人の対談本はあったが、安定して面白い。ニュース番組やテレビの簡単な解説では分からない部分を知る為のきっかけ作りにもなり得る一冊。2019/03/18

T坊主

26
北朝鮮問題:::カジノは資金洗浄にもってこい。大体体制の転換期には金が必要と。北朝の地下経済には、中国が深く入り込んでいる。北朝問題は米中のせめぎあいの一側面に過ぎない。でも今日6月30日のトランプと金正恩の会談、ツイッターの威力を十分に見せつけたね、でもトランプの思い付きと実行力はすごい。米は先方のオプションを行使できなくなった。拉致問題はトランプ経由で回答が来たら最悪。今後は答えを求めないようにした方がいいと。1953年体制が変わりつつあると。南北が統一したら、植民地支配のキャンペーンが又始まる。2019/06/30

たらお

23
朝鮮半島に注目すると、韓国はいまのところ、半島国家ではなく島国。確かに軍事境界線から北へは行けないので、日本と同じで資源を輸入しないといけないし、周りの国と上手くやっていくことを迫られる。そういう点では日本と価値観はある程度共有できているが、これが朝鮮統一となった場合、核を持ち、大陸とつながることから、アジアのパワーバランスが大きく変わることが考えられる。韓国の日本に対する考え方もより苛烈になるのだろうか。徴用工問題再燃で日韓の関係も悪化。今回強気に出た日本の判断がどう影響していくのかを注視。2019/07/20

ブラック ミッフィー の チョコちゃん

17
●北朝鮮が核兵器を放棄どころか、今後も持ち続けるということ。もう一つは アメリカにはこの問題を 解決するための 軍事的オプションがない ということです。 こうした関係性が出来上がった以上 その主導権は常に 北朝鮮が持つことになります。 これは 金正恩が トランプの足元にある 国内問題をよく観察した成果だと思います。 ← ← ← ★核兵器のない世界になるのは いつになるのやら……。2019/03/05

羊山羊

14
エネルギー政策、中国、AIが主な題材で、地政学のようなローカルな問題とIT,AIのようなグローバルな問題が両方共に世界を引き裂いていくようなイメージ。また、中国の権力の集中化や中国が国内を抑えきれずに故に各国と歩調を合わせられないが故の「世界の中国化」という指摘はすごく的を射ていると思う。これと経済不安が昨今の香港デモに繋がっているフシは十分にある。良い対談本でした。2020/01/03

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