角川新書<br> 真面目に生きると損をする

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角川新書
真面目に生きると損をする

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  • サイズ 新書判/ページ数 196p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820712
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「正義」と「善意」はウソばかり!? どうせ死ぬから、言わせてもらおう。正義と善意はウソばかり。
屁理屈を信じるのは、もうやめよう!

長生きは良いことか。地球温暖化は本当か。働き者はナマケモノよりも偉いのか――病気と医療、教育や環境、格差社会ほか避けられない身近な諸問題を、独自のマイノリティ視点で一刀両断。いい加減くらいが、ちょうどいい!? もっともらしい「正論」や「常識」のウラに隠された世の偽善を見抜き、ジタバタせず楽しく生きる心構えを教える。

1 ジタバタしない生き方・死に方

人生に生きる意味などない
日本人の死について
祖父母はなぜ孫を可愛がるのか
老人になって考えること
医療費はなぜ増大するのか
がんになったらどうするか?

2 日本の教育と知性について

小保方さんの学位取り消し騒動に思う 
大学研究費問題
先生の尻を叩けば叩くほど教育は疲弊する
反知性主義と国民の政治離れについて(1)
反知性主義と国民の政治離れについて(2)
「絶滅危惧語」について
 
3 国家と資本主義のワナ

「温暖化真理教」に席巻された日本国
ペテン国家・日本の環境行政
原発は人類史上最悪の道具
少子化とグローバル・キャピタリム
資本主義は生き延びるか?
コンピュータ化とベーシックインカム

4 マイノリティを叫び格差社会を生きる

民度が低くて民主主義が機能しない日本
同調圧力とミラーニューロン
異質な他者を認めよう
「地方創生」と高級官僚の地方移住
拡がる所得格差を是正しよう

池田 清彦[イケダ キヨヒコ]
1947年、東京生まれ。生物学者。早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の立場から科学論、社会評論等の執筆も行う。カミキリムシの収集家としても知られる。著書は『ナマケモノに意義がある』『ほんとうの環境白書』『不思議な生き物』『オスは生きてるムダなのか』『生物にとって時間とは何か』『初歩から学ぶ生物学』『やがて消えゆく我が身なら』など多数。

内容説明

長生きは良いことか。地球温暖化は本当か。働き者はナマケモノよりも偉いのか―病気と医療、教育や環境、格差社会ほか避けられない身近な諸問題を、独自のマイノリティ視点で一刀両断。いい加減くらいが、ちょうどいい!?もっともらしい「正論」や「常識」のウラに隠された世の偽善を見抜き、ジタバタせず楽しく生きる心構えを教える。

目次

1 ジタバタしない生き方・死に方(人生に生きる意味などない;日本人の死について ほか)
2 日本の教育と知性について(小保方さんの学位取り消し騒動に思う;大学研究費問題 ほか)
3 国家と資本主義のワナ(「温暖化真理教」に席巻された日本国;ペテン国家・日本の環境行政 ほか)
4 マイノリティを叫び格差社会を生きる(民度が低くて民主主義が機能しない日本;同調圧力とミラーニューロン ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京生まれ。生物学者。早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の立場から科学論・社会評論等の執筆も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キキ

34
まず池田先生が好きなので手に取った本。タイトルだけ見ると真面目に生きる事を否定していると思うかも知れませんが、そういう事ではなく、もっと視野を広げマスコミや大多数の人の意見に流される事なく、自分で調べて自分の頭で考え生きていかなければいけないという内容。長いものには巻かれろ。日本人は特に大多数の意見に流され安いのかもしれない。沢山の情報を自分で考慮しながら生きなければいけないですね。2016/09/29

黒頭巾ちゃん

22
タイトルから「好きなように生きよ。ゆるゆる」と想像すると間違いです!筆写の言いたいことを“真面目に”我慢せずに言ってます。⚫長生き反対!製薬会社を税金で儲けさせるスローガン⚫健康促進法→好きなようにさせろ。違憲だろ。⚫LGBTなどマイノリティを認めない人は、いなくなればいい。⚫人口減→資源が減らないばかりか、資本家がヤバくなるのでよいではないかっ!社会の常識に真面目にとらわれなくてよいということですね2017/01/16

 

20
真面目な生き方そのものを否定しているのはでなく、物事を真正面から真面目に受け取り鵜呑みにせず、ときには視野を広げ多角的に見ることも必要である、ということでした。温暖化のくだりが面白かったです。確かにビジネスの匂いがします。2016/09/11

テツ

19
考えてもどうにもならないこと、絶対に解決などしないことについて延々と悩み、過去を悔やみ未来を憂いて日々を過ごす。そうした姿勢って「真面目」なんだと思われがちだけれど、そんなところをウロウロしていても生きる上で全く得などしないということ。どうせ近いうちにくたばるのだから今この瞬間に重きを置いて、世間一般的には刹那的だと白い目で見られるような生き方への提案。著者の御意見全てに賛同するわけではないけれど、きちんと自らの思想とスタンスを表明していく態度は素晴らしいよな。自分のやりたいことをやりたいように。2023/06/05

tsu55

17
社会的な矛盾について科学者らしく論理的に、そしてわかりやすく語っている。言っていることの中には刺激的な内容もあるのだけれども、時折あらわれるべらんめえ口調がそれを和らげてくれている。 書いてあること全てが首肯できるというわけではないが、こういう考え方もあるのかという気付きを与えてくれる本ですね。2019/12/29

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