パッキパキ北京

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パッキパキ北京

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  • サイズ B6変判/ページ数 152p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087718577
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。

コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ!
北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……?

著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”!

【著者略歴】
綿矢りさ(わたや・りさ)
1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で芥川龍之介賞受賞。12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、同年に京都市芸術新人賞、20年『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞受賞。他の著書に『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』『オーラの発表会』『嫌いなら呼ぶなよ』など。

内容説明

コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ!北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは…?

著者等紹介

綿矢りさ[ワタヤリサ]
1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で芥川龍之介賞受賞。12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、同年に京都市芸術新人賞、20年『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

570
綿矢りさは、2022年の冬からおよそ半年間、北京に暮らし、それを存分に活かしたのが本書。「パッキパキ」の意味は読めばわかるが、主人公自身の性格造型もまた、まさにパッキパキだ。20歳も年長の夫との噛み合わない北京暮らしだが、菖蒲(主人公)はどこにでも乗り込んで行く。中国語ができなくても全く気にしない。いささかオツムの軽い設定だが、それが見事に軽快なタッチとして作品に貢献している。実際の綿矢の中国体験はどうであったかわからないが、案外こんな風に大胆に北京社会を泳いでいったのではないだろうか。2025/03/26

starbro

437
綿矢りさは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 著者の最新刊は、駐在員お馬鹿妻コロナ禍北京滞在日記でした。 著者が北京に半年滞在していただけあって、今の北京の街がかなりリアルに描かれていて楽しめました。主人公菖蒲がパッキパキで強烈なので続編もありそうな勢いです(笑) https://www.bungei.shueisha.co.jp/shinkan/pakkipaki/ https://www.bungei.shueisha.co.jp/interview/pakkipaki/2024/01/16

青乃108号

410
秀逸なタイトル。この作家の本は初めて読んだので、あまり知った風な事を書くと顰蹙を買いそうだが、著者自身の北京滞在記としてエッセイのつもりで、コロナ禍の中国ってこんなだったんだ~中国の食べ物ってこんななんだ~俺には中国、向いてないな~と楽しく読んでいたら、突然明らかな創作の小説に変わってしまうので大いに面食らう。一冊で2度美味しい、という風には残念ながら思えず、それぞれ独立させて2冊に仕立て上げた方が良かったんではなかろうか。著者の「純」小説は未読だけど、興味は持てたので一冊読んでみるつもりではいる。2024/12/01

まーくん

373
表紙の強烈な存在感とアピール度!綿谷りさ『蹴りたい背中』も読んだことないけど、北京でパッキパキって一体?つい衝動買いしてしまった。ちょっと、お近づきになりたくないような若い女性が主人公。北京で単身赴任中の夫に呼ばれ同居。自己流を押し通しながら「真冬の北京を大暴走」。抱腹絶倒もの。著者の中国滞在経験が元になっていると言う。コロナ禍から突然のゼロ・コロナ明けの頃、2022年暮れから23年春節の頃の北京が舞台。自分の40数年前の経験と比べ、街は経済発展で金ピカになっても庶民の本質はしぶとく残ってるようで、⇒2023/12/11

R

314
まるで本当に体験してきたかのような日記のような小説だった。架空の人物がコロナ禍の中、北京で暮らすようになってという物語、いや小説だからそうに決まっているんだが、あまりにも日記帳というかブログのような内容で、ひょっとして現代の〇〇日記というやつは、こういう文章や小説をいうんだろうかと思うほどだった。持前の明るさというか性格をもって北京での生活も、最大限に楽しんでいる姿、バイタリティと生き方へのある種の真摯さを考えさせられる内容で、終わりのさっぱりしたところも含めて、とてもよかった。2024/03/30

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