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出版社内容情報
「百合に挟まる男は○ね!」俺の信条だ。日課はクラスの美少女カップルを陰から支えること。……のはずが、暗躍(できてない)がバレて彼女たちと急接近!? 俺、もしかして挟まってる?? ※そもそも百合じゃない
内容説明
「百合に挟まる男は○ね!というか俺が排除する!!」それが俺の信条だ。日課はクラスの美少女、早乙女恋花、星宮栞、宇佐美兎亜の三角関係を眺めること。そして、彼女たちの間に挟まる男どもを隠れて排除すること―のはずだった。「ソーマ君メッチャ優しくない?」「分かる!キュンとするよね~、栞ちゃん?」「…彼女いるのかな」「「恋してる!!」」あれ?俺の方を見てる?というか近づいてきてない??まさか、三角関係は俺の勘違い…いや、そんなはずはない!百合でないなら百合に帰す、それが俺の使命だ。そう固く決意したはずなのに、今日も彼女たちは俺も挟もうとしてくる。
著者等紹介
浅岡旭[アサオカアキラ]
第二十九回ファンタジア大賞出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
30
元女子高だった高校に進学してクラスの美少女たちの尊い関係をずっと眺めていたい成瀬壮馬が、なぜか好かれて美少女たちに挟まれてしまう青春ラブコメ。早乙女恋花、星宮栞、宇佐美兎亜の尊い関係観察が日課で、彼女たちの間に挟まろうとする男たちを排除していたことで、その下心が感じられない彼女たちに配慮した行動の数々が逆に好感度を稼いでいた壮馬。興味を持ってぐいぐい迫る彼女たちのアプローチが気のせいでないと気づき、何とか距離を取ろうとするものの、むしろ彼女たちの危機を救いより三人に挟まれてしまう展開は微笑ましかったです。2024/07/21
真白優樹
13
元女子校だった学校で、推しの級友達の尊い関係を護ろうと暗躍する百合好きな少年が、全く暗躍できずにモテていく物語。―――現実と願い、交わらぬ先に何を見る? 理想を見過ぎて、現実を受容しきれなくて解釈違いに四苦八苦。そんな状況で板挟みになる少年が、少女達の笑顔を護らんと頑張る、苦笑しそうになる中に真っ直ぐな頑張りがある物語である。鈍感ではないからこそ気づいてしまうその思い。自分の理想を信じたいからこそ、観きれぬその思い。板挟みの先に少年は何を見ることになるのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。2024/07/23
mag
8
仲良し3人組・恋花、栞、兎亜のやり取りを陰ながら尊んでいた主人公・成瀬壮真が、ひょんなことからそんな3人に好かれてしまう物語。主人公が一貫して良いやつなのがとても魅力的でしたね。相手の良いところを見極めて、誰かが困っていると手を差し伸べる、とても良い奴です。その行動原理が、「百合を守るため」なのがまた… そんな「百合を守るため」の行動が尽くから回ってしまうのがとても面白かったです。 ヒロインズ3人のやり取り然り終始ほわほわした平和な雰囲気なのも良かったですね。2024/10/17
なぎ
6
百合好きの主人公・成瀬壮真はクラスメイトの美少女3人組を見ながら妄想していたが、彼女達とひょんなことから関わっていく内に好かれてしまい···。主人公・壮真もヒロインズも皆良い子達なので基本的に安心して読めるほのぼのラブコメ。傍観者として関わりたかったのに、いつの間にか思いっきりヒーローの立ち位置になってしまったことにあせる壮真さん面白い。なんかんだいいつつ主人公がヒロインズにどぎまぎさせられるのはお約束、特にラストの兎亜の小悪魔っぷりに一票。百合好き過ぎる壮真に突っ込みする友達の稔も良い仕事してました。 2024/08/04
はじめまこと
5
やはり百合豚のセルフ脳破壊は美味いぜ!! いやぁ面白かった 前半の距離を詰められる度自分の中で適当に理由こじつけて脳破壊を防ぐパートがある故に後半のどうにもならなくなってメンタルが削られてく部分が映える つーか普通にラブコメが上手いんだよ 友愛の百合としてめちゃめちゃ絡み書いてくれるしヒロインから主人公へのアプローチもしっかり可愛さとヒロインの良さ出てるし 最後の最後でネクタイの伏線回収するの最高 こんなイカれた主人公が普通にかっこいいのなんなんだよパンチングマシーンで不良追っ払うの良いよね ↓2024/11/14
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