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出版社内容情報
《暁闇計画》を巡る『灯』の戦いはついに最終局面へ。不動を貫くニケ、『焔』の双子の死の真相、計画に潜む『蛇』のフィクサー。世界の秘密を巡り数多の陰謀が絡み合う中、いよいよ革命の朝を迎える――。
内容説明
時は来た。数多の犠牲を生みながらも革命に王手をかけた『灯』は、一年もの時間をかけ築き上げた計画を最終段階に移す。一方、王国最強の防諜スパイ『ニケ』は沈黙を貫いていた。『―あの男がいる限り革命は必ず失敗する』二年前、『焔』の双子が命を落とした要因にして、ニケすらも容易に手を出せない存在―『蛇』のフィクサー“藍蝗”。今なお革命の裏に潜み続ける最悪の黒幕が、遂に本性を現す。『終わりだ、『焔』の未来たちよ』“世界の秘密”を探る者、守る者、破壊する者。三者三様の思惑が絡み合う中、運命を決める革命の朝が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
55
「竹町さんも歯止めが何処かに飛んでった(少女スパイ物繋がりで)。」愚かな人々よ、エルーナ様のもと我を忘れて踊り給え(エルナの短編思い出した)。手の読み合いで変わる状況、合間の絶望、そんなことないと頭でわかってても、芽生えてしまう疑心暗鬼と悪・・・個人的に驚いたのは中盤だけど、エルナの決着、とても凄まじく尊いもので・・・アネットから始まりエルナでいい締めだった・・・ってえ?サードシーズンまだ終わってない!?《暁闇計画》の影響、やっぱり覚悟に備えねば・・・。2024/11/19
オセロ
40
《暁闇計画》を巡る戦いも遂に大詰め。 様々な手を駆使して革命を推し進めようとする灯を実力で黙らせようとするニケ。絶対的な強者のニケに対してただではやられない彼女たちの成長と絆を感じます。中でもサラとアネット、そしてエルナの3人組には尊さすら感じましたね。ストーリーは予想通りなところもあったけれど、二転三転する展開はハラハラするし、こういうのをこの作品には求めているんだなと。次巻で3rdシーズンは終わりとのことで楽しみです。2024/10/22
よっち
25
数多の犠牲を生みながらも革命に王手をかけた『灯』。一年もの時間をかけ築き上げた計画を最終段階に移し、様々な思惑が絡み合う中、王国の運命を決める革命の朝が始まる第12弾。王国最強の防諜スパイ『ニケ』は沈黙を貫く一方、ここにきて遂に本性を現す最悪の黒幕『蛇』のフィクサー《藍蝗》。様々な駆け引きが繰り広げられて、敵味方が入り乱れて二転三転するギリギリの状況で、今回はエルナとアネットの絆が際立っていましたが、成長が感じられたサラやモニカとリリィの距離感だったり、クラウスも裏で活躍したりと見どころが多かったですね。2024/12/05
しゃお
19
エルナ回となるシリーズ12作目。伏線と騙し合いの果てに革命はいかに成就するのか。何度も何度もひっくり返すように描かれていくので、どこでどう着地するのか分からないので、最後まで息が抜けないです。さて、聖女のようなエルナは民衆に祭り上げられた果てにどんな姿を見せるのか。鍵になるのはアネット。そう、エルナの回でもあると同時にアネットのこれまで見た事のない姿が見れる場面は感動ものだし、そのアネットによりエルナが覚醒する姿は鳥肌ものでした。さて、次回で3rdシーズン完結だそうですが、刊行時期は未定?!早く読ませて~2024/10/25
ミャロ
18
※kindle シリーズ12作目。革命編クライマックス。革命の主役がエルナとアネットである必要性が判明し面白かった。革命開始から読む手が止まらない。次巻は、ついに!2024/10/31
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