内容説明
昭和一八年、トラック諸島に停泊中の連合艦隊司令長官・古賀峯一は、戦艦大和とともに謎の光に包まれ、令和の日本に時空転移させられる。一方、令和一五年の呉港に停泊中であった自衛隊の最新イージス艦「やまと」も、怪光に襲われ、艦長や乗組員のみならず周辺の港湾施設や基地とともに、昭和の日本へとタイムスリップをした。まさに驚天動地の出来事であったが、その裏には昭和日本と令和日本を同時に救わんとする国家の存亡を賭けた秘策が隠されていた。それぞれの世界で驚異的な装備を整え、出撃していくふたつの大和…。果たして日本の象徴とも呼ぶべき最強艦たちは、それぞれの時代の日本を救えるのか?
著者等紹介
吉田親司[ヨシダチカシ]
1969年、福岡県生まれ。日本SF作家クラブ会員。2001年、『新世界大戦EPISODE3』(KKベストセラーズ)で作家デビュー。緻密な世界観を構築した作品は、幅広い世代から支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
12
令和の自衛隊が昭和の戦時中へそして、昭和の日本軍が令和へとタイムスリップすると言う突拍子もないテーマですが、ワクワクしないわけがありません。もしも、戦況が変わったら今の日本はどうなっていたのかと誰しも考えた事があるのではないでしょうか。それがこの本で実現しています。しかし、その裏には人ならざる存在がちらつきます。後半はどうなるのでしょうか?令和の日本の思惑通り歴史の改変は出来るのでしょうか?楽しみです。2025/01/03
Masuhiro Harada
3
SF作家が書く架想戦記というのはよくあるんだけど、この吉田某、むかし軌道エレベータかなんかのSF読んでいまいちだった記憶があるんだよ。これも読んでみたけどSF要素もミリタリー要素もどうにもご都合主義だし、設定は唐突だし読み味は私には合いませんでした。文体も合わなかったなw結局、色々おぜん立てして、戦場で自分の好みの戦力を並べて俺ツェーーを楽しむ趣向のために全設定があるんだけど、私には全然楽しめず下を読まずして終了。カーズ大統領とか出てきてほえ?と思ったら2024年上梓でしたww女性は馬鹿とかひどい話も。2025/03/17
YS-56
3
全ては『赤い洪水』を止めるため?まずは星条旗を説得(物理)2024/12/28
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