出版社内容情報
母を亡くし、男爵家へ身を寄せる没落令嬢・春寧。
使用人のように扱われ、遂には母の形見である紫水晶の簪まで売られてしまった。
春寧は簪を買収した、鬼の美術商と噂の景臣の元を訪れる。取り戻す条件は『政略結婚』。春寧の家柄を稼業に利用するためだった。
「鬼の眼を持つ俺は、呪われた品を管理するためだけの存在だ」と心を閉ざす景臣。けれどその眼は簪の紫水晶のように輝き、春寧を包み込んでくれた。
そこで今度は春寧が、誰にも愛されずにいた彼を救いたいと心から望むが――。
恋と呪いの和風シンデレラ物語。
内容説明
母を亡くし、男爵家へ身を寄せる没落令嬢・春寧。使用人のように扱われ、遂には母の形見である紫水晶の簪まで売られてしまった。春寧は簪を買収した、鬼の美術商と噂の景臣の元を訪れる。取り戻す条件は『政略結婚』。春寧の家柄を稼業に利用するためだった。「鬼の眼を持つ俺は、呪われた品を管理するためだけの存在だ」と心を閉ざす景臣。けれどその眼は簪の紫水晶のように輝き、春寧を包み込んでくれた。そこで今度は春寧が、誰にも愛されずにいた彼を救いたいと心から望むが―。恋と呪いの和風シンデレラ物語。
著者等紹介
相沢泉見[アイザワイズミ]
第2回富士見ノベル大賞・佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅羽
7
没落した華族令嬢のヒロインが鬼の古物商と呼ばれる孤高の青年と政略結婚をする恋物語。引き取られた家で女中同然に扱われ、徐々に幸せに…と思ってましたが、家を出た後も酷い虐めは続いて胸が詰まる思いがしました。一応ハッピーエンドといえますが、幸せになるのはその後という終わり方でしたので、続編がある事を願います。2023/09/20
さなだ
2
図書館2023/10/24
ここあ
0
長い間、積読本になっていたのをやっと読んだ。よくあるパターンではあったかな〜でも、 起こる事件がそういう事でそうなるのかと面白かった。24-12024/01/29