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出版社内容情報
ラノベを愛する男子高校生・夜田涼介。SNSでつながったラノベ読みとのオフ会に参加したら――そこにはクラスの美人ギャル・妻川澪奈がいたうえ、告白されて!?平凡な青春が、ラノベがつなぐ関係で色づいていく!
内容説明
“夜田”「つか、なんのラノベ読んでるの?」振り向くと、制服を着崩した美少女ギャルの妻川さんがいた。昨日までクラスの隅でラノベを読んでいた俺は、彼女と関わりがなかった。「あたしのクラスにねずまよがいるんだけど。やったー♪」オフ会で出会ったラノベ読みの同志が彼女だったのだ。「今日、めちゃくちゃ楽しかったんだもん!付き合おーよ」出会った初日に告白もされて―でも、俺は三次元にぜってえなびかねえからな!“妻川”私のラノベ感想についた彼からのリプライで、元気になるギャルがここにいることを、彼は知らない。オタクの妄想みたいに、あんたをオトすから!ラノベで繋がる甘々ラブコメ。
著者等紹介
川田戯曲[カワタギキョク]
1993年生まれ。うお座のO型(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
67
ラノベが好きな陰キャ男子高校生・夜田涼助と、同じくラノベ好きでクラスの美人ギャル・妻川澪奈の交流を描く。ラブコメ系のライトノベルはあまり読まないんだけれど、これは熱い絶賛のレビューを見かけ、手に取ってみた。実際読むとトップクラスな面白さ!澪奈がめちゃくちゃギャル可愛い上にグイグイ迫ってきてたまらない。で、主人公が素直になれないのは拗らせてるからでもあるけど、自己肯定感の低さゆえなのがリアル。それでも互いに真摯に向き合い距離感が縮まってゆく。2人の掛け合いがノリが良くて最高。めちゃ可笑しい。続刊が楽しみだ。2023/08/07
芳樹
56
ラノベ好き男子高校生・夜田がSNSで繋がった同好の士とオフ会したら、その"士"は同級生にしてカーストトップの美人ギャル・妻川だった、というラブコメ。陰キャオタク男子ありがちな自己肯定感最低レベル、という夜田の拗らせっぷりはむしろ愛らしくさえ感じるし、夜田の塩対応をものともせず、自分の好きを真っ向から主張する妻川もまた愛らしく魅力的。彼らの会話劇は実に秀逸で軽快なテンポ感を大いに楽しませてもらいました。さて、そんな愛すべき『厄介オタク」の二人はこれからどんな関係を築いて行くのか。続きを楽しみにしています。2023/07/23
オセロ
45
SNSでラノベの話題で意気投合した相手とオフ会で会うことになった拗らせオタクの夜田涼助。そんな凉助の前に現れたのはラノベとは無縁の存在と思わされるクラスメイトのギャル・妻川澪奈。困惑する涼助を他所に澪奈はラノベについて熱く語り出したうえに交際を持ちかけてくる青春ラブコメ。 澪奈のことを知ろうともしなかった涼助が強いと思っていた彼女の繊細で弱いところも知っていくよくある展開でしたが、2人の会話劇は様々なパロネタを踏襲していて実に面白いものでした。果たして澪奈の想いは涼助に届くのか、期待の新シリーズですね。2023/07/23
よっち
40
ラノベを愛する男子高校生・夜田涼介が、SNSでつながったラノベ読みと出会ったらクラスの美人ギャル・妻川澪奈だった?平凡な青春が、ラノベがつなぐ関係で色づいていく青春ラブコメ。クラスメイトなのに気づかれず、いきなり距離感がバグっている澪奈の告白を女性不信からお断りしてしまう夜田。異質な存在を受け入れられない彼は、どこまでも面倒くさい典型的なオタクで、それでもめげない彼女の粘り強いアプローチに徐々に夜田も少しずつ心揺さぶられてゆく、著者さんらしいお互いに少しずつ変わってゆく二人の距離感がなかなか良かったです。2023/07/21
わたー
37
★★★★★めっちゃ良かった。やっぱり川田戯曲先生なんですわ。Twitterで意気投合したラノベ読みとオフ会をしたら、待ち合わせに現れたのはクラスメイトの陽キャギャルだったことから始まるラブコメ。全てのラノベ読みの願望を凝縮させたようなファンタジー作品よりもファンタジーなテーマに対し、氏の得意とするめんどくさいことこの上ない拗らせオタクな主人公と、明るくてフットワーク軽くてスキンシップ過多なヒロインで以って極上の一品に仕上げる。最高すぎんかと。最初は1ミクロンも恋愛感情がない状態から始まって、2023/07/20