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出版社内容情報
ラノベを愛する男子高校生・夜田涼介。SNSでつながったラノベ読みとのオフ会に参加したら――そこにはクラスの美人ギャル・妻川澪奈がいたうえ、告白されて!?平凡な青春が、ラノベがつなぐ関係で色づいていく!
内容説明
“夜田”「つか、なんのラノベ読んでるの?」振り向くと、制服を着崩した美少女ギャルの妻川さんがいた。昨日までクラスの隅でラノベを読んでいた俺は、彼女と関わりがなかった。「あたしのクラスにねずまよがいるんだけど。やったー♪」オフ会で出会ったラノベ読みの同志が彼女だったのだ。「今日、めちゃくちゃ楽しかったんだもん!付き合おーよ」出会った初日に告白もされて―でも、俺は三次元にぜってえなびかねえからな!“妻川”私のラノベ感想についた彼からのリプライで、元気になるギャルがここにいることを、彼は知らない。オタクの妄想みたいに、あんたをオトすから!ラノベで繋がる甘々ラブコメ。
著者等紹介
川田戯曲[カワタギキョク]
1993年生まれ。うお座のO型(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
69
ラノベが好きな陰キャ男子高校生・夜田涼助と、同じくラノベ好きでクラスの美人ギャル・妻川澪奈の交流を描く。ラブコメ系のライトノベルはあまり読まないんだけれど、これは熱い絶賛のレビューを見かけ、手に取ってみた。実際読むとトップクラスな面白さ!澪奈がめちゃくちゃギャル可愛い上にグイグイ迫ってきてたまらない。で、主人公が素直になれないのは拗らせてるからでもあるけど、自己肯定感の低さゆえなのがリアル。それでも互いに真摯に向き合い距離感が縮まってゆく。2人の掛け合いがノリが良くて最高。めちゃ可笑しい。続刊が楽しみだ。2023/08/07
芳樹
59
ラノベ好き男子高校生・夜田がSNSで繋がった同好の士とオフ会したら、その"士"は同級生にしてカーストトップの美人ギャル・妻川だった、というラブコメ。陰キャオタク男子ありがちな自己肯定感最低レベル、という夜田の拗らせっぷりはむしろ愛らしくさえ感じるし、夜田の塩対応をものともせず、自分の好きを真っ向から主張する妻川もまた愛らしく魅力的。彼らの会話劇は実に秀逸で軽快なテンポ感を大いに楽しませてもらいました。さて、そんな愛すべき『厄介オタク」の二人はこれからどんな関係を築いて行くのか。続きを楽しみにしています。2023/07/23
オセロ
46
SNSでラノベの話題で意気投合した相手とオフ会で会うことになった拗らせオタクの夜田涼助。そんな凉助の前に現れたのはラノベとは無縁の存在と思わされるクラスメイトのギャル・妻川澪奈。困惑する涼助を他所に澪奈はラノベについて熱く語り出したうえに交際を持ちかけてくる青春ラブコメ。 澪奈のことを知ろうともしなかった涼助が強いと思っていた彼女の繊細で弱いところも知っていくよくある展開でしたが、2人の会話劇は様々なパロネタを踏襲していて実に面白いものでした。果たして澪奈の想いは涼助に届くのか、期待の新シリーズですね。2023/07/23
佐治駿河
42
物語の良し悪しには関係無いが、主人公の夜田涼助の面倒くさい性格が気に入らない。拗らせすぎて、読んでいて辛くなってくるし、この性格に共感がしにくい。対してヒロインの妻川澪奈はギャルではあるが真っ直ぐな性格で良い子過ぎる。ギャル言葉が少し読みづらかったが夜田に対して正面から向き合う姿は好感度が上がりますね。本編では古のラノベも二人の会話に話題として多く登場しますのでラノベ好きの読者にはたまらないのでは無いでしょうか。2025/01/04
まっさん
41
★★★★★ 最高オブ最高。自分の中では間違いなく今年発売された新作ラブコメの中で頭3つくらい抜けて面白い作品でした。 物語は、日々SNSにてラノベ談義で盛り上がるネッ友とリアルで会う事になった夜田涼助が待ち合わせ場所で邂逅した人物は、クラスでも有数の陽キャギャルとして存在感を発揮する妻川澪奈であった。とある事件を切っ掛けに3次元の女性に見切りを付けた少年と、自らをギャルと豪語し持ち前の明るさでグイグイ距離を詰める美少女JKが、他人から友達、そしてその先の関係へと歩みを進めるお話でした。 とにかくヒロイン→2023/08/12