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出版社内容情報
『判決。呼称番号FF03-100、伊良子燐音を死刑とする』
世界を滅ぼす〔災厄〕として、少女は【断頭台】へと移送された――はずだった。
奇跡か運命か、彼女を乗せた航空機は何者かに撃墜され、少年・太宰龍之介の眼前に《竜》が降り立った。
「人類の危機を救うために、私とケッコンしてください」「!?」
《竜》の少女・燐音の暴走を鎮め、人類滅亡を避く唯一の方法は、龍之介が彼女と《結合魂魄術式》-略称:ケッコン-を結び、愛しあうこと!?
かくして、世界を救うためのふたりの同居生活が始まっ――
「もはや我々は番〈つがい〉です。私のこと、好きにしていいんですよ」
……このドラゴン娘、毎晩ふとんに入ってくるので困ります。
内容説明
『判決。呼称番号FF03‐100、伊良子燐音を死刑とする』世界を滅ぼす災厄として、少女は“断頭台”へと移送された―はずだった。奇跡か運命か、彼女を乗せた航空機は何者かに撃墜され、少年・太宰龍之介の眼前に“竜”が降り立った。「人類の危機を救うために、私とケッコンしてください」「!?」“竜”の少女・燐音の暴走を鎮め、人類滅亡を避く唯一の方法は、龍之介が彼女と“結合魂魄術式”を結び、愛しあうこと!?かくして、世界を救うためのふたりの同居生活が始まっ―「もはやわれわれは番です。私のこと、好きにしていいんですよ」…このドラゴン娘、毎晩ふとんに入ってくるので困ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
34
世界を滅ぼす災厄として断頭台へと移送されるはずだった伊良子燐音。彼女を乗せた航空機は何者かに撃墜され、少年・太宰龍之介の眼前に降り立ち《結合魂魄術式》を交わす現代ファンタジー。《竜》の少女・燐音の暴走を鎮め、人類滅亡を避く唯一の方法は、略称:ケッコンを結び愛しあうこと。その鍵を握る《聖印》を持った龍之介。世界を救うために始まった同居生活、彼女たち幻想少女を巡る組織の対立があって、同じ吸血鬼の幻想因子を持つ後輩の真理も絡めながら、それぞれの思いがぶつかり合い、危機を乗り越えてゆくストーリーは面白かったです。2022/09/16
オセロ
29
世界を滅ぼす厄災として断頭台に向かう途中に事件に巻き込まれ、死刑を免れた竜の少女・伊良子燐音。そんな燐音を狙う組織から助けた高校生の少年・太宰龍之介は世界を救う為に結合魂魄術式ーケッコンーして始まる王道ファンタジー。燐音と同じ幻想因子を持つ吸血鬼の少女・真理と時に龍之介を巡って時に喧嘩したりする中で確かな友情が生まれる一方で、後半の怒涛の展開は読み応えがありましたし、龍之介と真里が燐音を想う気持ちにはグッとくるものがありました。 とは言えまだまだ気になる謎も多々あり、続きが楽しみです!2022/09/16
のれん
24
竜、吸血鬼、世界を守る結婚、etc……というコッテコテのファンタジー。 主人公をはじめ名前がわざとらしいのも懐かしさを感じる。基本設定も展開も10年前にあっても違和感ないレベルで、こういったジャンルに慣れ親しんだ人間には今一歩というところもあるだろう。 ただ人より強く、儚い少女たちと恋する幻想譚は美味しいであることも変わらない。今回は真理という圧倒的負けヒロインムーブが可愛く、挿絵含め良かった。 ラストまでヒロインたちが熱血さに惚れていくのも、これまたコテコテ。ラノベらしいラノベも続いてほしいところだ。2022/09/17
しぇん
21
主人公がヒロイン達特攻すぎますね。死ぬ未来しかない彼女等にとって性格の方が救いなのでしょうね。デビュー作の魔王の方は打ち切りなのか?と思ってましたが続いてるようなので一安心です2022/11/03
nishiyan
15
世界を滅ぼす災厄として処刑されるはずだった竜の因子を持つ少女・伊良子燐音と普通の高校生・太宰龍之介が出会ったことから始まるファンタジー。龍之介を巡る学園パートは後輩・マリーの猛アタックがあったり、生徒会長・蘭子に誘われるかのように働いていたりとほのぼので、世間ずれした燐音をマリーが指導する姿も楽しい。燐音と龍之介が交わしたケッコンが事態を動かし、竜以外の因子を持つ少女たちの行く末にも関わるようになるのだから面白い。龍之介は他の少女たちとケッコンすることになるのか。続きが出るなら読みたい。2022/09/20