出版社内容情報
王弟のジョンが何者かに殺された。
一時は本当に死んだと思われたが、彼はなんと一命を取り留めたのだ。
しかしオフィーリアは、ジョンは“生き返った”のではないかと疑念を抱く。そう、自身と同じ、妖精王リアの呪いで。
そうなれば、最期の願いを叶えない限り、ジョンは再び十日後に死ぬ。
焦りを募らせるオフィーリアは、不本意ながらも王配であるデイヴィットに助言をもらいつつ、犯人を探し始める。
だが【犯行が可能】な容疑者はおらず、まるで透明人間の仕業のようで……!?
女王が謎に迫る王宮ミステリー第二弾!
内容説明
王弟のジョンが何者かに殺された。一時は本当に死んだと思われたが、彼はなんと一命を取り留めたのだ。しかしオフィーリアは、ジョンは“生き返った”のではないかと疑念を抱く。そう、自身と同じ、妖精王リアの呪いで。そうなれば、最期の願いを叶えない限り、ジョンは再び十日後に死ぬ。焦りを募らせるオフィーリアは、不本意ながらも王配であるデイヴィットに助言をもらいつつ、犯人を探し始める。だが“犯行が可能”な容疑者はおらず、まるで透明人間の仕業のようで…!?女王が謎に迫る王宮ミステリー第二弾!
著者等紹介
石田リンネ[イシダリンネ]
第13回えんため大賞ガールズノベルズ部門二期優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
53
女王オフィーリアは10日間を過ぎても死ななかった。そして、今度は弟ジョンまで生き返った。犯人は?そして彼が生き返ったその望みとは(前作犯人のネタバレがあります)?前回生き返ったのがきっかけで夫への愛情が真に冷めたのに、そうなったからこそ見てる分には互いに(有能さもあって)本音で言い合える面白いコンビ(?)になったのはこれいかに?謎解きも国の情勢も両方、地に足の着いた堅実なもの。あの願いにはなんか納得出来たのに、まさかの結末。次あるとしたら王配だろうな・・・。ジョン、いい子だし頑張れよ・・・。2024/04/25
あっか
48
新刊、シリーズ第2弾。タイトル通り、今度は王弟ジョンが殺される。妖精王リアの呪いを成就すべく10日間だけの真相解明とジョンの願いを叶えるために奔走するオフィーリア。今回も勢いで一気読みしてしまうスピード感でした。ブロンズ像の真相については割と序盤から想像できたいたので当たっていて嬉しかったw今回はジョンの命が懸かっていることもあり、オフィーリアの茉莉花のような華麗な頭脳プレイが印象的でした。シリーズが続くとしたら…次回狙われるのは確実にデイヴィット?恨みも関わってきた人も多そうなので楽しそう♪2022/06/24
るぴん
35
まさかの第2弾。設定上、続きは出ないと思っていたので、ちょっとびっくり。王弟ジョンが撲殺され、妖精王呪いによって生き返った。またしても女王オフィーリアは、殺害犯探しと弟の最期の願いを知るため奔走する。前作でも思ったけれど、ジョンが素直でいい子すぎる。王位に就いた後、周囲に騙されなければいいけれど…と心配になってしまう。最期の願いもそんなことなの⁈と思うほどの純粋さ。反対に王配デイヴィッドは相変わらず喰えない奴だけど、オフィーリアとのやりとりはわりと好き。第3弾はあるのかしら?2022/06/21
よっち
32
今度は王弟のジョンが何者かに殺された。女王オフィーリアは弟の最期の願いを叶えるべく真相を追い求める王宮ミステリ第二弾。ジョンがなぜか一命を取り留めた理由が妖精王リアの呪いではないかと疑念を抱くオフィーリア。不本意ながらも王配であるデイヴィットに助言をもらいつつ、犯行が可能な容疑者がいない事件の真相に迫る展開で、生き返るとなぜか悔いが残らないよう積極的になるのには苦笑いでしたけど、事件の真相を突き止めたら突き止めたで妖精王もなかなかえげつないですね…妖精王の呪いとは果たして何なのか、続巻に期待ということで。2022/06/14
陸抗
28
今回はオフィーリアの弟ジョンが殺され、妖精王リアの呪いで生き返る。ジョンの死の間際の願いは分からないまま、犯人探しは始まる。今回も数人の犯行なのかと身構えていたので、その辺りには驚きはなかったけれど、王弟の婚約者なのに浮気して、浮気相手と本気で結婚を望むマーガレットの身勝手さと、そんな彼女の浮気相手の考えは、最後まで理解出来なかった。王配のデイヴィットも身勝手と言えば身勝手なので、王冠に触って妖精王リアの呪いにかかればいいのに。2023/01/05