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出版社内容情報
彼女はもう、恋愛禁止じゃない。そしてまだ、何も知らない。
内容説明
転入してきた元アイドル・香澄ミルは普通じゃない。「初めまして。あなたの瞳を独占中、みるふぃーですっ」「いつもありがとう!サインは制服でいいかな?」抜群のスタイルに、宝石みたいな瞳。何より日常生活とかけ離れたこの圧倒的なアザトさが“異様”だ。―と思ってたら。「あれ、いまのファンサで真っ赤にならない人、初めてかも」「ねえ君、私を“普通”の女の子にしてくれないかな」そして始まるプロデュース。週末の娯楽探しや、文化祭。香澄に普通の高校生活を教えるにつれ「そこそこ」だった俺の日常も変わっていき…これは俺と彼女の、青春と再出発の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
90
アイドルだった子が普通の女の子になるストーリー。まんま題名通りなんだけど…なんだろ、そこまでアイドルだったからって普通の女の子になれないものなのだろうか?確かにアイドルは人の何倍も努力してるのはわかるから可愛くなりたいな、ダイエットの話を聞いたら真剣に話しちゃうかもしれない。ただそれは普通の女の子が努力しなかっただけでそれで喧嘩になるのは違うかと。 主人公が今まで何事も中途半端だったというかヒロインと対照的にしたのは話の幅が広がって良かったかなと。課題本なので読んだけど、次は…ないかも。2022/11/19
オセロ
49
何事にも本気で夢中になれない柏木蓮。そんな蓮が“普通の少女”に憧れる元アイドルの香澄ミルが紡ぐ青春ラブコメ。 幼馴染で現役アイドルの白樺冬華頼みで渋々ミルの面倒を見てた蓮が、本気で普通になろうとするミルに感化されて少しずつ変わっていく蓮ですが、ミルが普通になろうとする過去は想像以上重いもので。そんなミルを受け入れることが出来た蓮だけはミルのことを一人の女の子として見ることが出来るという展開は王道ながらもグッとくるものがありました。 ミルが強すぎますが、他のヒロインも魅力的なので続刊に期待したい新作ですね。2022/05/22
よっち
38
抜群のスタイルに宝石みたいな瞳。何より日常生活とかけ離れた圧倒的なあざとさが異様な転入生の元アイドル香澄ミル。そんな彼女に普通な高校生活を教える青春小説。幼馴染の現役アイドル・白樺冬華に託されて香澄ミルの面倒を見ることになった柏木蓮。無意識にアイドル的行動をしてしまう日常や週末の娯楽探し、文化祭の実行委員に立候補したりと、時には隠れ限界オタの委員長や冬華も絡めた共同戦線で、時には振り回されて迷い、ぶつかり合いながら変わってゆくミルと蓮の関係が良かったですね。彼とヒロインたちを巡る恋模様にも期待しています。2022/05/20
日坂愛衣
38
やはり飴月先生のラブコメは面白い。主人公の蓮とヒロインの香澄はもちろん、サブヒロインの2名も魅力溢れるの女の子と思う(でもやはり出番がちょっと少ない)。女の子3人の視点も”こいつら全員本当に重い!”(褒める)の感じがする。アイドルミルフィーユの”大好き”から香澄さんの”愛してる”までの道のりも印象的、この二人は本当にお似合い。でもやはりこの主人公鈍感過ぎる!香澄さんもこれから頑張らなきゃ。2022/05/20
まっさん
33
★★★☆ 表紙に惹かれて購入した作品でしたが、これはなかなか良かったですね。 三歳から子役として芸能界入りし、後に国民的アイドルの絶対的センターとして君臨した一人の少女が、とある事情からアイドルを辞めて一人の普通な少女を目指すお話でした。この手のよくあるラブコメ作品と違ってヒロインであるアイドルはきちんとアイドルとしてのしがらみに囚われ悩んでいる所は非常に良かったですね。いわゆるなんちゃってアイドルではなく、ある程度リアリティのあるアイドル問題が重めな雰囲気で描かれ、主人公とヒロインが協力し時折すれ違→2022/07/11
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