- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
『育成者』ハルの過去に関わる陰謀の解決のため、迷宮都市にたどり着いた彼とタチアナ。彼は持ち前の指導力で、迷宮都市の迷える冒険者をも導いていく! だが、黒外套の魔の手は迷宮都市にも迫っていて――!?
内容説明
「ハルさん―あそこが迷宮都市ラビリヤです♪」大陰謀に対抗するため、迷宮都市に赴いた“育成者”たち。そこでは、再会した弟子・ハナが団長をする“薔薇の庭園”の若手が伸び悩んでいた。ハルは彼女たちを含めて模擬戦をし、超級魔法を披露。翌日は迷宮へ共に潜ることで、適性を見出して成長させる。だが、魔神復活を目指す黒外套は『大氾濫』を起こすことで、都市を崩壊させようとしていて―!?ハルの驚異的な指導で成長した冒険者たちと、無尽蔵に湧いて出る魔物軍団の大決戦。ハルと弟子たちは迷宮の階層主すらも圧倒―!“育成者”伝説、迷宮都市でさらに加速!
著者等紹介
七野りく[ナナノリク]
第3回カクヨムWeb小説コンテスト、異世界ファンタジー部門にて「公女殿下の家庭教師」で大賞を受賞。同作品でデビュー。『辺境都市の育成者』で、同コンテスト特別賞及び読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
事態解決の一手としてタチアナをお供に迷宮都市へ向かう中、遺児達が迷宮都市に争乱を巻き起こす今巻。―――思い乱れる都市に避け、決意を込めた光の花。迷宮都市でもいつも通りなハルがタチアナをときめかせたり育成に励む中、新たな争乱が巻き起こり「勇者」の影が舞台に上がる今巻。更に謎が深まり舞台が深まる中、次々と強者である教え子達が舞台に上がる巻であり、純粋に面白さが更に高まる巻である。果たして、ハルの過去には一体どんな真実が込められているのか。帝都に集う最古参達は何を巻き起こすのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/04/23
みどり
7
育成しない人の基準と、育成する人の基準が才能のあるなし?というか、ちょっと違う気がしたが(笑) ハルの謎とともに、黒衣の兄弟たちのことも少しずつ分かってきた。2022/08/12
加賀ますず
6
育成者さん、迷宮都市へ向かう。今巻のヒロインはタチアナ。育成者の手を必要としない天才たちも世の中にはいて、しかしそんな天才たちにも人間である以上悩みはあって、というお話。今巻では育成者としてのハルではなく、過去に大きなしがらみを持つ強者としてのハルが見られたターニングポイントなエピソードだった。恋に鈍感なタチアナが無自覚に落とされていく描写もかわいらしさ満開で、シリアスとコメディのバランスが絶妙。2022/10/14
ironas
3
Kindle Unlimitedで読了。2024/05/14
菊地
3
タチアナさんのポジションが絶妙。2021/05/24