出版社内容情報
街で、庭で、山や森で。花束や食材として。私たちの暮らしの中で、植物を目にしない日はほとんどありません。ところで、そんな身近な草木や花々、野菜や果物は、どうして「その形」をしているのでしょう。葉や枝や根、花や果実が、それぞれどんな理由でいまの形になったのか、豊富な図版をもちいて基礎からやさしく解説する植物学入門。
内容説明
どうして根っこはもじゃもじゃしているのか。なぜ丸い葉っぱとギザギザな葉っぱがあるのか。変な形の木は一体どうしてそんなふうに伸びたのか。近づいて観察すると、それぞれに形の不思議が見つかる植物たち。葉や枝や根、花や果実がどんな理由でその形をしているのか、豊富な図版とともに基礎からやさしく解説。形と機能のつながりを知ることで身近な植物とのふれあいをもっと楽しめるようになる、観察から始める植物学入門。
目次
第1章 葉はなぜ平たいのか
第2章 葉の断面の形を考えてみよう
第3章 葉の厚みの多様性を考える
第4章 葉の大きさと形の意味
第5章 茎はなぜ長細いのか
第6章 根はなぜもじゃもじゃなのか
第7章 花の色と形の多様性
第8章 果実の形は何が決めるのか
第9章 草の形・木の形を決める要因
第10章 生物と環境のかかわり
著者等紹介
園池公毅[ソノイケキンタケ]
早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専門は植物生理学、特に光合成。1961年東京生まれ。東京大学教養学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。理化学研究所特別研究生、東京大学理学部助手、東京大学新領域創成科学研究科准教授を経て、現職。和歌の披講や装束の衣紋といった伝統文化の継承にも携わり、新年の宮中行事の一つである歌会始の儀の披講所役を約40年にわたって務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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