出版社内容情報
血筋により受け継がれる特殊な能力――加護(ギフト)。加護の強さが全てとされる世界で、俺・ルクスが最強の戦闘職の両親から受け継いだはずの加護は、世界樹と呼ばれるダンジョンに生息するモンスターを調合して武器やアイテムを生成する、世界樹の外では何の役にも立たない加護だった。
周りから無能と蔑まれる俺を、ただ1人エレナだけは蔑まなかった。俺のことを好きなのかと思ったら、エレナは俺が能力を隠していると勘違いしてるだけ!? だったら、その勘違いを現実に――エレナの望む“最強”の戦闘職になって、ずっと傍にいてくれたエレナに想いを伝えてみせる!
加護の力だけに頼らず、ひたすらに努力を続けるルクスに惹かれ、集まり始める本当の仲間たち。そして、世界樹に辿り着いたことで明かされていくルクスの加護――《創造主》の真の力。
エレナだけが知っていたはずだったルクスの本当の実力。仲間たちにも認められていくルクスにエレナは焦りを隠せない。やがて、打算しかなかったはずのルクスへの想いも変わっていく――。
■ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト特別賞受賞作
内容説明
ハズレと蔑まれる俺を、エレナだけは馬鹿にしない。好かれているのかと思ったら、俺が才能を隠していると思い込んでいるだけ!?だったら、その勘違いを現実に!辿り着いた最凶ダンジョン・世界樹で明かされる俺の加護“創造主”の無限の可能性。努力で真の力を引き出して、エレナの望む“最強”に成り上がる!これは、勘違いから始まる英雄譚!ドラゴンノベルス新世代ファンタジー小説コンテスト特別賞受賞。