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出版社内容情報
ハルの指導から2年。雷龍を倒し、特階位になったレベッカ。辺境都市に一時帰還すると、新たなる弟子候補の少女たちが現れて……。さらに、『育成者』ハルの過去と新たなる弟子に関わった陰謀に巻き込まれ――!?
内容説明
「人類最高の宝飾師“宝玉”の師と言っていいのかな?」辺境都市の廃教会に二年ぶりに帰ってきた、特階位冒険者レベッカ。『育成者』ハルとの再会の場面に現れたのは、今は亡き姉弟子の孫・タバサだった。自分の行く末に悩む彼女を廃教会に招待したハル。抜群の指導力で彼女の秘められた才能を発見しながらも、優しく道を指し示していく。本当の妹が出来たようなレベッカも彼女に接することで自分の目標を再確認し、自らの力に磨きをかけていく。だが、その裏ではタバサたちとハルを狙った大いなる陰謀が渦巻いており!?『育成者』伝説は、新たなる弟子候補を巻き込んで次なるステージへ!
著者等紹介
七野りく[ナナノリク]
第3回カクヨムWeb小説コンテスト、異世界ファンタジー部門にて「公女殿下の家庭教師」で大賞を受賞。同作品でデビュー。『辺境都市の育成者』で、同コンテスト特別賞及び読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MERLI
8
前回が過去編とするならば、それから2年経った今回からが物語のスタートとなるわけですね。伸び悩んでいたレベッカも2年の歳月で世界に名を轟かす冒険者になっていたとは…、ただハルの事になるとすぐに可愛い表情になる、そこら辺は変わってないかも。今回も新しいお弟子さんが入りました、毎巻新弟子が入るんでしょうかね?2021/04/01
真白優樹
8
始まりの出来事から二年、辺境都市に一時帰還しハルと再会したレベッカが、ハルのかつての弟子の孫娘、タバサと出会い新たな陰謀に巻き込まれる今巻。―――受け継がれた想い、そして募る思いを胸に撃て。 二年の時を経てデレデレになったレベッカが、ハルにときめいたり皆に弄り倒されたりする中、ハルの過去に起因する敵の正体が少しだけ判明する巻であり、いよいよ大きな始まりを予感させる、王道な面白さが本格的に駆けだす巻である。過去から続く因縁が少しずつ姿を見せだす中、敵味方集う欲望の都市で何が起きるのか。 次巻も楽しみである。2020/12/21
リク
5
続刊はどういう形になるのだろうと思っていたが、オムニバス形式ではなくレベッカが中心になって動いていく感じか。今でもヒロインどんどん出てくるのに、これ以上のペースで増えていったらどっかで爆発しそうだから妥当だな。それぞれ個性はあるけど、ハル大好きは共通しているので人数多すぎると埋もれそうだし。あとハルの設定上、味方の戦力が圧倒的すぎるので敵側とのバトルは一方的になりすぎて難しそう。まあ上には上がいそうではあるが、インフレ起こしてもアレだし、今後はどんな方向性で行くのか。作者さんの腕に期待かな。2021/01/03
菊地
4
今回もレベッカ視点を中心に描かれたけど、今後はどうなるんでしょうね。登場済みの登場人物も、断片情報だけの登場人物も、キャラの濃い・魅力的な登場人物が揃ってそうだから、今後の舵取りが難しそうな一方で上手く料理したらすごく面白くなりそうな気はする。ただ、十全に物語を描くには巻数を必要としそうなので、打ち切られることなく続いてくれることを祈っています。2020/12/21
ウラー
3
育成者ハルが(一巻よりは)実力を発揮。育成者と名乗っているが、本文中に育成のディテールはあまりないため、読者は①「ハルが女子と出会う→間を置かず惚れる」又は②「新キャラが登場時点でハルを知っている→好意又は敬意を抱かれている」のどちらかの構図を連続で目にすることになる。ノンストレスではあるが、人によっては物足りないかも。ハルの実力は認めるがどうにも気に入らないという女性キャラが出てきてもいいかな。2021/01/03