出版社内容情報
借金のカタに寂れた神社で働き始めた奏。すると神主の息子が突如狐に変身!そこはあやかしの隠里だった。神社の存続を掛け稲荷茶屋の手伝いを頼まれた奏は、厄介事を持ち込むあやかし相手に稲荷寿司作りに励むが!?
内容説明
借金のカタに山奥の寂れた神社で働くことになった女子大生の奏。神主の息子・遊麻から神社の存続をかけ稲荷茶屋の手伝いを頼まれるが、なんと遊麻から狐耳と尻尾がピコン!そこはあやかしに先祖返りした者の秘境だったのだ。何故か筋トレ大好きな妖狐の遊麻を筆頭に、隙あらば奏を口説いてくる化け狸など、色々ややこしいあやかしだらけ。そんな中、稲荷寿司作りに励む奏を悩ますことが実はもう一つだけあって―!?読んだらお稲荷さんが食べたくなる!?あやかし茶屋を巡る、ほのぼの神社繁盛記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
37
さくさくと♪妖の遺伝子を持つヒトが住む所、妖そのものでない設定が面白い(^^)お話しも楽しみました、いなり寿司が無性に食べたくなってます。2020/03/30
寂しがり屋の狼さん
36
親の借金のカタに山奥の寂れた神社で働くことになった女子大生の「奏」は、神社の参拝客を増やすため、神主の息子であり狐のあやかしの血をひく「遊麻」と共に稲荷茶屋の経営に奮闘する⛩️最近は、あやかし物を多く読んでる気がする(笑)コチラは読んだらお稲荷さんが食べたくなりますよ(*^.^*)2020/09/12
たんぽぽ
22
ほんわかとした話かと思いきや、親の借金の方で、男所帯に住み込みで働くなんてけっこうエグイ。 信州出身者にしてみれば、長野県のどこにこんな訳のわからない村があるんだ!と言いたくもなるが、まあそれもご愛嬌。 第5章はちょっとこじつけっぽいかな。2020/01/23
かしまさ
16
美味しそう、且つ楽しそうな雰囲気が伝わってくる本。稲荷寿司食べたくなってきたなぁ。最後に明かされる事実は所々匂わせられてたけどやっぱりびっくり。2021/05/02
あずとも
15
ほんわかしたお話。取り敢えず稲荷寿司が食べたくなるのは間違いない。今まで読んだこの作家さんの作品とはちょっと趣きが違うかも。2019/11/17