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出版社内容情報
憧れの同級生・彩陽への告白に大失敗。彩陽の妹・亜月に妨害されたせいだ!「ごめんね、先輩。お詫びにお姉ちゃんにシたかったこと、あたしにシていいですよ?」 亜月の俺へのからかいはどんどんウザく激しくなり…
内容説明
俺、風堂理玖は片思いしてきた同級生・天詞彩陽への告白に失敗してしまう。その原因は―「ごめんね、先輩。お詫びに姉にシたかったこと、あたしにシていいですよ?なんてねっ」彩陽の妹で、ウザ絡みしてくる後輩・亜月が邪魔したせいだ!その亜月が俺に、悪魔の契約を持ちかけてくる。「あたしが先輩を姉と釣り合うように育ててあげますよ!」と、明らかにろくでもないことを企んでるが…いいだろう、俺の想いを叶えるために、あえて亜月の悪巧みに付合ってやるよ!(ハイ、残念。先輩が最後に好きになるのはあたしです!)好きな女子の妹がグイグイ迫る、猛アプローチラブコメ!
著者等紹介
鏡遊[カガミユウ]
ライトノベル書き兼PCゲームのシナリオライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
30
頭脳明晰容姿端麗な完璧美少女・天詞彩陽に恋する高校生の風堂が、彩陽の双子の妹であるウザ絡み後輩の亜月のからかいに翻弄されながらも大切な人への想いを正面からぶつけていく物語。純粋無垢で天使のような彩陽の存在が物語を照らしていますが、その強過ぎる光への愛情と嫉妬が入り混じった複雑な感情に囚われていた風堂と亜月はどことなく似通っていて、学園祭の裏庭での彼と『彼女』の出会いから始まった恋とがむしゃらな努力がとても鮮烈に心に残る。双子ならではのミスリードと、大人になった亜月の未来視点の独白等、非常に続きが気になる2021/07/10
まるぼろ
25
片思いの相手で定期テスト不動の一位だった天詞彩陽から中間テストで一位の座を奪い取った風堂理玖は勢いのままに彩陽に告白しようとするも彩陽の妹の亜月のウザ絡みによって失敗するが…というお話です。過去の事があったとしても亜月の行動が計算高く感じてしまう節がありましたが、文化祭の真相が明らかになってからは彩陽も含めて三者それぞれが本音で語り出した感があって面白かったです。本当の意味での亜月の頑張りや姉妹間での争奪戦が始まると言った雰囲気でこれからがスタートと言った印象を受けたのでぜひ続刊して欲しいなと思いました。2020/08/28
真白優樹
17
憧れの同級生に告白しようとしてその妹に邪魔された青年が、その妹からウザ絡みされ振り回される物語。―――例えその手届かずとも、それでも尚手を伸ばす恋がある。完璧な姉へのコンプレックスを抱えながら、それでも彼女は確かに恋をしている。ただウザいだけではない、何処かドロドロとした感情と甘酸っぱい恋の想いが錯綜するラブコメであり、一気に裏返していくどんでん返しもある事から、最後まで見逃せないレベルの高い物語である。真実を知ってもう一度始まる三角関係。歪なこの関係の行方は何処へ往く。 次巻も勿論楽しみである。2020/07/24
かなた@ラノベ感想&紹介便
13
憧れの同級生の妹が、全力でウザ絡みしてくる(可愛いけどやっぱりウザい)今流行りのウザかわラブコメ。そして読者を驚かせる数多くの仕掛け、歪な三角関係、主人公・ヒロインの真意など、この作品でしか味わえない魅力がしっかり描かれていて買って良かったと心から思えました!メインキャラの4人全員とても素敵でした!2020/07/18
加賀ますず
11
品行方正で何事にも真っ直ぐで優しさも忘れない、そんな聖人のような人に思い切って告白…しようとしたら、想い人の妹が妨害してきて…?姉に告白したい主人公と、絶対に告白させたくない妹の、仁義なきラブコメバトルが始まる…!最近流行りのウザカワ後輩キャラが暴れ回るポップな感じかと思いきや、確り登場人物それぞれに思惑や信念、そして鬱屈とした悩みが抱えられていて、可愛いだけじゃない泥臭さも併せ持った作品だった。彩陽の心の動きの見えにくさが絶妙なのもよき。2020/08/02