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内容説明
「五等分の時崎とはわたくしたちのことですわ」狂三(+分身体)と紗和の平穏な学園生活。「きなコミュニケーションをここに提唱する!」空前のきなこブームを到来させた社長・十香の会社経営。「私今月卒業なのに、いろんな騒動で卒業旅行に行けてないんですよぉぉっ!」美九の悲痛な叫びによって、急遽開催される精霊たち全員集合のキャンプ旅行。やがて来る十香との別れを惜しむかのように紡がれた偽りの世界の思い出。そして幸せな結末を迎えた『その後』の未来。「皆、会いたかったぞ。待たせてしまってすまない」さあ―再会後の戦争も語りましょう。
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
狂三と紗和の学園生活、十香社長と精霊たちの会社経営、士道の両親と真那の邂逅、美九の提案で開催される精霊たち全員集合の卒業旅行、精霊たちの人狼ゲーム、そして十香と再会後の物語も語られる外伝第十弾。今回も本編とはまた違う形のヒロインたちの個性が光る構成になっていて、十香社長の躍進と結末に爆笑し、士道たちの両親のエピソードに微笑ましい気持ちになり、精霊たちが暴走する卒業旅行や人狼ゲームににんまりし、そして相変わらずな彼女たちと十香と再会にじんわりして十分に堪能できました。まだ続きあるそうなので楽しみにしてます。2020/08/21
crownhermit
21
本編終了したあとも日常の風景が見られるのが大変有難い。何も考えずにただキャラクターたちの可愛さを楽しめるのは凄く嬉しかった。2024/02/03
のれん
21
満を持した短編集一〇巻目は本編最終版と強くリンクする短編で、自由度が高いネタが多く楽しい。 しかしその全てで本編要素が垣間見えると感慨深くなる。狂三主役だとしんみりしたシリアスになってしまうのは様式美かもしれないが、一六巻以降知るとやはり哀しくなってしまう。 しかしやはり最後の本編後日談を読めば、作者の思いが垣間見える。特に折紙と十香の挿絵には感動も一押し。 妙に高い学生飲み会のリアリティや卒業後士道の周辺の偏見など笑うツボもあり、広く満足できる短編集であったかと。 しかし……次巻なにするんだろう?2020/08/20
わたー
19
★★★★★原作20巻を舞台にしたドラマガ再録5編に、22巻のアフターストーリー1編を含んだ短編集。彼女が支配する優しい世界が中心のためか、いつにも増してほっこりするような話が多かったように思える。また、本編の関係で、ずっと冬だったり現実世界じゃなかったりだったので、この季節の話がすごく新鮮。キャラたちが人狼をやる短編は何回か見たことあるが、妖狐はともかく、パン屋まで入れるのは初めて見た。というかパン屋なんて役職を初めて知った。それにしても、大団円の後のアフターは最高だな。もっとやってくれてもいいんですよ。2020/08/20
しぇん
17
KindleUnlimitedで。狂三の最初の短編が一番記憶二残る一冊でした。これで本編の話に続いてるとは……。当時の角川の本編に対して外伝挟みまくる商法に怒りしか覚えてなかったですけど 、色々うまく挟もうとしてたんだなと。角川は伏線しか残ってないのに打切とか売れてるぶんガイダンス挟みまくるとか怒りを思い出してしまいました2023/11/16