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出版社内容情報
「私は……お兄ちゃんのことが、好き、です」想定外の告白を受け戸惑う祐。しかし涼花とお互いに素直な気持ちをぶつけ合い、ついに二人は結ばれて――!? ラノベで繋がる不器用な兄妹ラブコメ、ここに堂々の完結!
内容説明
「私は…お兄ちゃんのことが、好き、です」涼花から想定外の告白を受け、俺は頭が真っ白に。だって…兄妹だぞ!?けれど涼花が本心を曝け出してくれた以上、俺も俺の気持ちを正直に打ち明けるしかない!そして、ついに俺たちは―。やがて、十二月の二十六日。涼花の誕生日に俺たちは両想いになってから初めてのデートに出かける。涼花が卒業した中学校、思い出の遊園地、そして一年ぶりのホテルのレストラン。これまでの二人の思い出をなぞるような幸せな一日の最後「私の取材はこれで終わりですから」再び衝撃の告白が―って、おいおい涼花、永遠野誓の作品が終わるってマジか…!?
著者等紹介
恵比須清司[エビスセイジ]
第26回ファンタジア大賞にて金賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
10
涼花の告白を受け祐が恋人同士となる道を選ぶ中、涼花が作品の完結を宣言する最終巻。―――終われど続く、作品も二人の人生も。 実の兄妹という禁断の関係にきちんと向き合い話し合い、二人で作り上げた作品に向き合い、答えを導く。完全無欠のハッピーエンド、これ以上ない程の大団円が導かれる、この物語特有の面白さが最後まで面白い巻である。一つの作品を終え、今度は自分の力で新たな作品を。また二人で同じ道をもう一度。これからも彼等の創作の道は続いていく、その道が幸福に続くことを願って。 うん、言うまでもなく最高に面白かった。2020/03/23
彼方
8
お互いの幸せを願うが故、打ち明けられた涼花の告白。祐の答え、そして永遠野誓の行方は…最終巻。あらすじと口絵のネタバレ…まあわかってましたが…。バカップルと化した二人、舞たちとの関係もきちんと締めて気持ちよく…兄妹の爆発した気持ちやラノベ作家としての結末、ラストのタイトル回収ともう清々しいくらいすっきり終わりましたね…。兄妹が結ばれることについて優しい世界に感じながらも、祐の葛藤や涼花の振りきれた恋心が深く納得させられて。実妹とここまできちんと向き合った作品は初めて読んだかも…本当に完結、お疲れさまでした。2020/05/07
ラブコメ廃人
3
感動した。これまで長きに渡って育んだ兄妹愛が爆発し、祐のラノベ作家としての夢、そして二人で一つの永遠野誓という作家という設定を読者の期待通りの締め方で完結させてくれたと思う。サブヒロインのイベントを全般に配置し、最後を涼花との時間に割いた構成も完璧。これまで11巻にかけての物語が重厚さをもって心に沁みる。恵比寿先生、ぎん太郎先生、ありがとうございました。2020/03/24
葛宮詠
2
完結。2020/03/30
まつだ
1
いろいろあったけど、きれいに完結で胸が熱くなった。これで終わりじゃなくて、ここから始まる終わり方なのがとりわけ印象的だった。2020/03/24