出版社内容情報
小玉と文林、若き日の一夜の過ち――そして、すれ違う二人の心異動、昇進、出征と、小玉の環境は目まぐるしく変化していく。さらに兄の死、初恋の人との再会……。そんな中、指揮官と副官として小玉と文林の関係は良好になっていた。しかし、予想外の事故が起こってしまい――?
雪村花菜[ユキムラカナ]
著・文・その他
桐矢 隆[キリヤ タカシ]
イラスト
内容説明
異動、昇進、出征…小玉の環境は目まぐるしく変化していく。新しい人との出逢い、初恋の人との再会、突然訪れた兄の死―。そんな中、小玉と文林の関係は上官と副官として、息の合う良好なものに変化していった。しかし、小玉にまたも異動の辞令がくだる。行き先は小玉の実家にも近い僻地。…まごう事なき、左遷。それを聞いた文林は怒り狂って酒をあおり、宥める小玉もまた酒をあおった。そして翌朝―記憶のないまま二人は同じ寝台で目を覚まし―?
著者等紹介
雪村花菜[ユキムラカナ]
2014年、第二回富士見ラノベ文芸大賞にて、応募作『生生流転』が瑞々しい人物描写と軽妙な会話劇、緻密な舞台設定を高く評価され、金賞受賞。改題及び改稿した『紅霞後宮物語』で作家デビューを果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
72
シリーズ最新作は外伝。小玉と文林の過去一度きりの過ちの全貌や清喜との出会いが明らかに…!と、追いかけている身としてはふふふとなる展開が盛りだくさんでした。前作の本編8巻と比べてもコミカルで、5回は声に出して笑う箇所がありました。笑(ギャグじゃない真面目な作品なのに…笑)1冊にたくさん詰め込まれていてスピーディーな展開が読んでいて楽しかったです。思わず「文林がんばれ…!」と言いたくなりました。あれ?どういう成り行きで後宮に入ったんだっけ?また1巻から読み直したい!2018/10/29
あっか
66
再読。1番好きなあいつが登場した時思わず「清喜キター!!」と心の中で雄叫びをあげてしまったw2人の初めての過ち、からの、良い歳してんだから…と言いたくなるほどの噛み合わなっぷり、帝姫との馴れ初め?、小玉の左遷時ストーリー、謝月枝と文林の邂逅、文林権力を行使するの巻など本編で気になっていたあれやこれが明かされます。本当、本編とセットで楽しめる外伝!(正確には本編の過去だけど)まだ全然後宮物語でないのはさておき。1巻につき2年ほど進むので展開が早い。どんどん大切な人がなくなり、次巻は小玉、服喪のため故郷へ。2020/08/09
さくらさくら
51
本編を読んで色々疑問に思っていた事がやっと分かった感じ。個人的には本編よりも、こちらを先に読みたかった。現在の文林さんの小玉さんに対する気持ちがやっと理解出来た気がする。2019/04/23
だりあん
41
小玉、出世したり左遷されたり…なかったことにしよう事件勃発したり…文林、不憫。人たらし力さらに開花。2巻の南瓜に続いて、白菜と大根がいい仕事してます。2018/11/26
はなりん
40
web既読。やっぱり本編より好き。小玉と本当の仲間たちのワチャワチャした感じが楽しくて好きです。文林との関係もこの頃の方がいいよね。本編での2人の関係や立ち位置へ近づく伏線が盛り込まれたこの巻は、好きな巻です。webと視点を入れ替えた箇所があると作者さんの後書きにあったんだけど、どこかしら?2021/09/26
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