出版社内容情報
忘れたい、忘れたくない――記憶を失った青年と式神の狐の「思い出」巡り虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。
仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。
親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。
嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて……。
懐かしさと切なさが胸を締めつける、あやかし郷愁譚。
005 序章
009 1 ただいま、おばあちゃん
048 2 記憶喰い
088 3 妖怪屏風
136 4 憑きもの落とし
169 5 ものわすれの神さま
227 6 新しい約束
栗原 ちひろ[クリハラ チヒロ]
著・文・その他
ハルカゼ[ハルカゼ]
イラスト
内容説明
虚弱体質の療養のため、小学校卒業までを過ごした亡き祖母宅を訪れた嘉月は『思い出帖』という不思議な帖面を持つ三尾の狐のあやかし・仙狐と出会った。仙狐は記憶を喰うあやかしで、喰われた記憶は忘れられ『思い出帖』に描かれるという。親友を思い出せないことに気づいた嘉月は記憶を取り返そうとするが、仙狐が喰うのは「どうしても忘れたい」と願われた“辛い記憶”だけ。嘉月が失った記憶には親友の秘密と仙狐の犠牲が隠されていて…。懐かしさと切なさが胸を締め付ける、あやかし郷愁譚。
著者等紹介
栗原ちひろ[クリハラチヒロ]
東京出身。第3回角川ビーンズ小説大賞で優秀賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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