内容説明
切手と郵便で歴史を読み解く「現代日中関係史」、待望の第2部がいよいよ刊行!国交正常化した1972年から、2022年までの50年間に発行された切手の図案からは、日中間の諸問題において、対外的には共産党国家としての面子を最重要視し、国内では権力闘争を繰り広げる中国と、それに翻弄され続ける日本の姿が垣間見えます。そんな日中秘史を、郵便学者・内藤陽介さんが興味深く紐解いていきます。
目次
第1章 国交“正常化”という不正常な出発
批林批孔と遣唐使船
反覇権と改革開放
“愛国統一”は諸刃の剣
和平演変と(第二次)天安門事件
二つの危機・朝鮮半島と台湾海峡
政冷経熱
韜光養晦から一帯一路へ
著者等紹介
内藤陽介[ナイトウヨウスケ]
1967年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。ノンフィクション作家。日本文藝家協会会員。文化放送「おはよう寺ちゃん」レギュラーコメンテーター。国際郵趣連盟およびアジア郵趣連盟審査員。「東京五輪の郵便学」で、第16回河上肇賞受賞。切手等の郵便資料から国家や地域の在り方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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