出版社内容情報
竹岡 葉月[タケオカ ハヅキ]
著・文・その他
おかざきおか[オカザキオカ]
イラスト
内容説明
栗坂まもりは、イケメンだけれどベランダ菜園オタクの亜潟葉二の恋人でお隣さん。夏を前にベランダ菜園の失敗から散財したまもりは、バイト先の閉店も重なって金欠の大ピンチ。運良く古書店のバイトに採用された!と喜んでいたら、同僚は昨年まもりを好きだと告白していた佐倉井くん…!?さらには葉二が偶然、二人が一緒に働いている姿を目にしてしまう。「佐倉井も一緒に働いているのな。なんで隠すわけ」と言い出した葉二と、まもりはケンカになってしまい―?本作に登場するベランダ菜園&クッキングは、すべて著者自身の実践・実食に基づく。
著者等紹介
竹岡葉月[タケオカハズキ]
1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
119
古書店でバイトを始めたまもりだが、そこには過去にまもりに想いを寄せ告白してきた真也の姿が。他にも大学教授宅の蔵書整理のバイト中に遭遇した唐辛子の鉢の謎や、亜潟・北斗・ユウキとの旅行等、野菜や恋に関わる出来事が満載で…。オレンジとバジルのおかずフレンチトーストやベランダ菜園の薬味を使った鯛茶漬け等、破壊力抜群の飯テロが今回もヤバい。真也との仲を警戒したり、海でナンパされて困惑するまもりを救出したりと、口は悪いけどまもりの事が大好きな亜潟と、別荘を抜け出して星空の下で亜潟と唇を重ねたまもりに頬が緩みました。2018/08/16
しいたけ
112
もう5巻目?前の話を結構な高率で忘れてますがなんのその、十分楽しめました。えーっ、ひゃあー、ちょえー(←なんだコレは)と、そりゃあもう大騒ぎで読んでます。ハマるはずです。自分で言うのもアレですが、喋り方が似てるんですよ、まもりちゃんと。そしてもっと似ているのは亜潟さんみたいな人が大好きっていうこと。いかん、還暦に赤いアレを贈られたらどうしようと朝方心配していた私が、大好きなんて言っちゃってるし。でも、大好き。まもりちゃんより少しお姉さんってことでご忠告。もうちょい毒を持った方がよろしくてよ、私みたいに。2018/03/21
のんき
96
シリーズ第四弾。のんきで、マイペースで、ちょっと危なっかしいまもり。今回も可愛かったけど、免許取り立てのまもりの運転する車に乗るのはちょっと怖いかも。人使い荒い葉二の雑な作り方なんだけど、美味しく料理ができるのがいつも不思議です。まもりと葉二の関係。まもりも葉二も、お互いがお互いを必要としていて、今の生活が二人にとって、普通なのではなくて、特別で、幸せな時間を二人で過ごしているんだなあ。2018/08/31
aoringo
87
4作目。相変わらず恥ずかしいくらい仲の良い二人。大事にしてもらえておいしいごはんも作ってもらえて、お付き合いも順調なようで何より。でも11歳の年の差はなぁ...やっぱり年は近い方がいいと思うけどなぁ(独り言です)2021/08/18
ひめありす@灯れ松明の火
80
2017年の読み納めは今年一年糖分とレシピ補給に大変お世話になりました!なこの一冊で。バレンタインデーとクリスマスという甘いイベントをあっさり片付けてしまった二人ですが、常日頃から甘いので問題なし。というかハニ君!と耳を引っ張ってやりたくなりました。色々あっさり告白してるんじゃない!お気に入りはまもりが海で助けに来てくれた三人をナイトみたいだった、と思う所。時間差で現れる三人が三人ともちゃんといい男でしたね。意外と愛され体質のまもりは結構将来有望なのかもしれません。おみくじはこれで解決とはいかないだろうな2017/12/31