富士見L文庫<br> 十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない

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富士見L文庫
十年後の僕らはまだ物語の終わりを知らない

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040725086
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

甘い記憶が甦る図書室で、僕の初恋は二度めぐる、はずだった――司書を勤める孝平は追い詰められていた。図書室だよりへ載せた書評が大炎上、廃刊の危機に晒されたのだ。そこへ当の作家・香耶が学校を訪れる。甘く懐かしい空気を纏う彼女は誰なのか?孝平は徐々に惹かれ始めるが…

尼野 ゆたか[アマノ ユタカ]
著・文・その他

sime[シメ]
イラスト

内容説明

母校で司書を務める孝平は追い詰められていた。図書室だよりに載せたとある本の書評が大炎上。廃刊の危機が迫っていたのだ。そこへ当の作家・香耶が学校を訪れ、なんと図書室だよりへ物語の執筆を買って出るという。「初恋の女の子も小説を書いていたんです」孝平が学生時代の想い出を口にするたび、香耶との間に甘酸っぱい空気が漂う。どこか懐かしさを纏った彼女の孝平は徐々に惹かれ始め―。図書室に隠された切なさが、きっと温かな涙に変わる。奇跡の巡りあいが綴られた青春恋愛物語。

著者等紹介

尼野ゆたか[アマノユタカ]
第16回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作「ムーンスペル!!」でデビュー。これまで富士見ファンタジア文庫、PHP‐COMIXで執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

彩灯尋

12
王道。主人公が教師になった現在と、自分の中学時代にあった図書館での出会いの思い出とを交互に見せながら進んでいく。特に大きな盛り上がりもなかったが、現在と過去を交互に見せながら進むエモさのある空気感は嫌いじゃなかった。主人公の考え方の「読書とは書き手と読み手の対話である」という考え方は意識していきたい。面白かった本でも批判を見ていると正しいように思えてくる、は結構わかるな…自分で感じたことをきちんと表に出していけるようにしたい。2022/10/17

た〜

12
大晦日に家で第九の演奏会を見ていたら呼び鈴が鳴り、玄関を開けるとベートーヴェンが立っていたかのような話。面白いのだけれど、主人公がなんで気付かないのかが不思議でならない。ヒロインに目を向けさせるために必要とはいえ、片田舎の中学校の図書室だよりが派手に炎上なんてあるのだろうか、などいささか違和感がつきまとう。それと、女子生徒にもう少し存在意義を与えてあげて欲しかった。最後の魔法使いが作家な所はちょっとニヤリ2019/08/30

sakadonohito

10
後悔を乗り越える話。途中でこうかな?と思っていたら「そっちか!」となった。煮え切らない感じだったけどこれはこれでまぁ。2023/03/27

ニゴディー

10
文章も悪くないと思ったし途中まではそれなりに楽しめた。 ある程度想像がつくような段階になってもさらに引っ張った割にはひねりのない展開だったのは残念。 2021/01/11

チェス

9
あんまり、、かなぁ。何となく予想出来たし。2021/06/25

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