出版社内容情報
なぜ人は「神輿」に惹かれ、集うのか――
少子高齢化、地域の希薄化、孤立と分断が進む現代社会において、「共に担ぐ」営みはいまなお人々を魅了し続けている。地域住民、町会・自治会、行政関係者、観光客など多様な人々が交差する“神輿界”を社会学の視点から読み解き、人の感情や共鳴、身体の記憶が蓄積される基盤=「共感資本」としての祭礼の力から、現代の共同性のゆくえを問い直す。
かたちを変えて生き続ける「伝統」が、現代社会にもたらすものとは
【目次】
序章 今なぜ、「神輿」なのか?──地域社会の断絶と再接続
第Ⅰ部 神輿とは何か
第1章 神輿の起源と機能
第2章 地域と神輿──記憶と誇り
補論 神輿と日本刀──儀礼的重量、精神的象徴性、共同体美学
第Ⅱ部 神輿の社会哲学
第3章 ともに担ぐ思想
第4章 神輿と都市/神輿とデジタル
第Ⅲ部 現代に生きる神輿の精神と哲学
第5章 現代の神輿
第6章 神輿を担ぐ精神
第7章 神輿と労働──根性論を超える適職の視座
終章 神輿から見える、新しいつながりのかたち



