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出版社内容情報
帝国の超人・使徒聖、純血種の魔女。幾重にも交わる陰謀の戦線!「イスカと二人きりになりたいのに!」「さすがにこんな街にアリスがいるわけないか」再戦を求めるイスカとアリスだが、運命がもたらすものは、すれ違い。そんな中、二国に潜む反逆者の陰謀に巻きこまれ――!
細音 啓[サザネ ケイ]
著・文・その他
猫鍋蒼[ネコナベアオ]
イラスト
内容説明
帝国とネビュリス皇庁が争う戦場で、運命の邂逅を果たした帝国最強の剣士イスカと皇庁の魔女姫アリスリーゼ。「こんな騒がしいカジノに、アリスがいるわけないか」「大当たりを出したって、彼に会えなきゃ意味がないのよ」互いに再戦を求め、すぐ近くにいながらも、二人は偶然か必然か、すれ違いを続けていた。しかし、敵対する少年少女の運命は戦場でこそ交わる。星脈噴出泉―この永き戦争の元凶。これを巡る任務に参戦することになった二人。その戦場には、決着を求める彼らの高潔な想いだけでなく、帝国・皇庁それぞれの陰謀が渦巻いていて―。
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
第18回ファンタジア大賞、受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
70
前巻が出会いの話なら今回は、男女それぞれの立場で価値観や立場で苦悩する話か。偶然出会いまくる前話と違ってすれ違いが続いたり、裏返しの話になってるのが興味深い。次巻でどう持っていくのか大いに楽しみ。2017/10/21
まりも
41
新たな任務へ赴く第二弾。星脈噴出泉を巡る任務にイスカとアリスが行く事になる話。何というすれ違い。まるでコントのようなまでに綺麗なすれ違いでしたね。あそこまで行くとある意味すごいわ(笑)イスカとアリスの出会いが少ない分ラブコメ要素は控えめでしたが、今回はそれ以外の内容がしっかりしていたので読み応えがありました。各陣営の思惑も少しずつ明らかになってきたし、物語がドンドンと面白くなってきますね。この状態を彼らがどう切り抜け、そしてどんな運命を掴み取るのか。これからの展開がとても楽しみだ。次巻も期待。2017/07/21
よっち
40
帝国とネビュリス皇庁が争う戦場で運命的な出会いを果たし、再会を願うもののすれ違ってしまうイスカとアリス。そんな状況でこの永き戦争の元凶である星脈噴出泉が発見されて、それを巡る任務にそれぞれが参戦する第二弾。敵同士なのに会いたくて、けれどベタなすれ違い続きでなかなか会えないもどかしいお約束展開には苦笑いでしたが、今回で両陣営ともにそれぞれ抱える事情の一端が明らかになり、イスカとアリスが対峙した強敵の新キャラたちを中心にいくつもの因縁や明かせない秘密が生まれて、それが今後の展開でどう活きてくるか楽しみですね。2017/07/20
むっきゅー
23
それを恋と気づかずに、闘いの決着を着けるためと理由を付け、お互いを探す二人。カジノでも戦場でも常に近くに居るのに、なぜかすれ違い全く会えない。これは、もどかしい。余計に恋の炎が燃え上がるやつですね。ネビュリス皇庁の権力構造も複雑で姉妹の争いだけでなく、3つの王家の争いもある様子。面白くなってきました。あと、ミスミスがまさかのジャックポット!これは、どえらい秘密を抱え込んでしまいました!しかも、次巻は皇庁潜入作戦でしょ。この展開は大好物です。2017/10/09
真白優樹
23
再戦を望むイスカとアリスがすれ違う中、帝国と皇庁の思惑が渦巻く戦火の元凶が関わる任務に出向く今巻。―――望むのは君との戦い。戦いの相手は未知なる強敵。芸術的なまでのすれ違いの先、上層部の思惑は蠢き新たな因縁が刻まれる。イスカとアリスの惹かれ合いを一端脇に置き、世界観を更に広げる事に注力する今巻は皇庁と帝国、それぞれ一枚岩ではないまるで蟲毒の壺が如き混沌から新たな強者が現れ因縁が紡がれる、熱い戦いが目白押しな燃える巻となっている。隊長が大当たりを引く中、困難な任務の行方は何処へ。 次巻も楽しみである。2017/07/22
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