- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
内容説明
「本物―私!偽物―白い方!!」突如あらわれた真紅の少女は、そう言い放った。艶やかな銀髪と円らな紫の瞳を持ち、自分も“チャイカ”だと名乗る少女―チャイカ・ボフダーン。紅の彼女は、亡き『禁断皇帝』の遺体を探す『棺担ぐ姫君』チャイカ・トラバントと乱破師のトールたち一行に、蛇咬剣を振るい襲い掛かってくる。「父様の遺体。完全回収。そして―父様殺した奴等、皆殺し」紅のチャイカは自らの目的を告げ、トールたちの持つ『遺体』を力ずくで奪い取ろうとするのだが…。紅と白の“チャイカ”。宿命の二人がいま、巡り会う―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YO-HEY@紅蓮ロデオ
6
こーゆー、信頼感とか責任感とか。目に見えない葛藤と繋がりを描かせたら榊さんは随一。赤チャイカも行動する理由があり、従者にも理由あり。白のチャイカは弔った後に何を願うのか。先も考える、帝国の姫としてか一人の女の子としてか。2016/07/07
灰猫
4
Kindleで読了 どうして、トールがチャイカの手助けをするのか? 戦乱を起こすなら別の主でもいいのでは? という迷いがある意味解決されたともいえる巻。こういう疑問を問う形から、主人公が答えを出すというくだりは実にうまい。ウィップソードとかいう武器を使く赤いチャイカもでてきたが、白チャイカとにおいも同じとなれば、クローンの可能性が高そう。魔法皇帝が父なので、何かの目的でつくられたとかかな? 性格は微妙に違うようだが。他にも青とか黒とかもいるのだろうか? ジレット隊もその実裏主人公という感じがする。2016/11/23
nineteen11
3
アニメはとうに終わってるのにようやく4巻読了。 これまでもチャイカが複数いるということだったが、ついに別のチャイカが登場。今回は決着がつかず、今後も遺体を巡って争うことになりそう。 遺体を確実に集めるためにチャイカが複数存在するのだろうが、本物偽物があるのか。チャイカとはなんなのか?ガズ皇帝は存在したのか?まだ4巻だからというのもあるかもしれないが謎ばかりが増えて行く。 しかし紅チャイカのツンデレ(?)もいい。2014/08/17
京和みかん
1
棺姫のチャイカ4巻です。榊さんお得意のテーマ掘り下げ本といった感じですが、表紙の紅い子が出てきて色々と謎ばかりが増えていく……。これって、どう話を進めるか迷ってるんじゃないの? とか思っていると、実際にあとがきでそんな感じの話がありました。うーむ。もちっとテンポ良く進むと個人的には好きなんですが、それはそれで難しいかもしれないですねえ。そんなこんなで、あらためて白い子の口調――「うい」とか「むい」とか――は可愛いなぁと思いつつ、続きを楽しみたいと思います。2016/10/24
三神 冬宝
0
こちらのチャイカもかわいい。2015/02/23