出版社内容情報
かつて敵国だった金枝国へ『おいしい薬』を提供し、皇帝・朱心の専属お薬係の座を守った英鈴。
ところが金枝国から返還された人質の暁青が嬪として後宮に入ると、たちまち朱心のお渡り疑惑が浮上。
「まさか陛下が」と思う英鈴だが、妃嬪たちのお茶会に参加する暁青の様子を見て、とある違和感に気づいてしまう。
何かを隠す彼女に疑念が深まる中、朱心が夜に出歩いていたという話まで聞き、英鈴は心が揺さぶられ……!?
「たとえ恋敵になろうと、私は私の務めを果たすだけ」
後宮の戦いを『薬』で切り抜けられるか――?
内容説明
かつて敵国だった金枝国へ『おいしい薬』を提供し、皇帝・朱心の専属お薬係の座を守った英鈴。ところが金枝国から返還された人質の暁青が嬪として後宮に入ると、たちまち朱心のお渡り疑惑が浮上。「まさか陛下が」と思う英鈴だが、妃嬪たちのお茶会に参加する暁青の様子を見て、とある違和感に気づいてしまう。何かを隠す彼女に疑念が深まる中、朱心が夜に出歩いていたという話まで聞き、英鈴は心が揺さぶられ…!?「たとえ恋敵になろうと、私は私の務めを果たすだけ」後宮の戦いを『薬』で切り抜けられるか―?
著者等紹介
甲斐田紫乃[カイダシノ]
東京都出身。第12回えんため大賞・奨励賞を受賞し、『花嫁のヴァンパイア』(ビーズログ文庫)で2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
29
敵国・金枝国へ薬を提供し、皇帝・朱心の専属お薬係の座を守った英鈴。ところが金枝国から返還された人質の丁暁青が嬪として後宮に入ると、朱心のお渡り疑惑が浮上する第五弾。まさかと思う英鈴が妃嬪たちのお茶会に参加する丁暁青の様子を見て気づいてしまう違和感。何かを隠す丁暁青に周囲の疑念も深まる中で、朱心の行動に感じた不安に動揺する英鈴。それでも彼女がなすべきことを思い出し、毅然と振る舞ってみせたからこそ導けた結末は良かったですけど、ようやく自覚した想いが今後の展開にどう影響を及ぼすのか、気になるところではあります。2022/05/06
よっしー
18
久しぶりにこのシリーズを読みました。薬師としての実力を発揮…というよりも、皇帝の寵愛を奪われたという嫉妬心が目立っていたように感じます。とはいえ、本人がその事に気が付くのはかなり時間がかかっていましたが(笑 後宮内で味方が少しずつ増えているとは言えどまだまだ澱んだ空気は払拭できないみたいですね。にしても、このお話はこれから先どこに進んでいくのでしょうか…。2023/08/18
はなりん
12
相変わらず貴妃なのに侍女や側近がいなくて、1人でモダモダするのがモヤっとする。妃の懐妊も普通に考えて隣国から来た所なので、後宮に入る前を真っ先に考えそうなのに、その考えに至らないのが不思議でモヤモヤ。やっと皇帝朱心への想いを自覚したけど、このお話はどこへ行くのかしら?2022/03/06
withyuko
7
図書館本。人気があってやっと借りられた。不苦の良薬を考案する薬童代理として励むヒロイン。それだけでいいはずだったのに、皇帝がほかの妃の元に通ってる、それも喪中なのに人目を忍んで、しかもその妃がご懐妊?となり心穏やかではいられなくなる。嫉妬する自分自身までが嫌になりかけるが、やがて皇帝が好きという自分の気持ちに気づく。6巻が楽しみになってきた!2022/09/04
零崎夢織
2
時間がないので登録のみ2024/04/06
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