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出版社内容情報
雪山で遭難&海でバカンスを超え、向かう先は最強勇者の故郷!
幼なじみと偶然再会したクロノス。正体がバレないか冷や冷やな上に、三人娘たちとクロノスの故郷へ向かうことになって、大慌て。しかも故郷ではクロノスを讃える「最強勇者大感謝祭」なる浮かれた祭の真っ最中で!?
【著者紹介】
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内容説明
俺クロノスは、訳あって元最強勇者という正体を隠し、三人の新米勇者ミア、ライア、シルフィーを育成中。あるダンジョンで幼なじみのユズハと再会した俺。正体がバレそうでビクビクしているところに、ユズハが故郷の村で開かれる「最強勇者大感謝祭」で神器がお披露目されるなんて言うから、ミアたちが食いついちまった。村までユズハに同行することに。吹雪の雪山やら(裸で温めあうのは浪漫)、南国の海やら(水着、ちょっと露出多すぎない?)を乗り越えて、故郷に辿り着いたはいいものの―やっぱこの村、変だよ!俺の銅像に俺の饅頭に俺の体操。正体バレずに乗り切れるのか!?
著者等紹介
琴平稜[コトヒラリョウ]
第24回前期ファンタジア大賞金賞受賞作「勇者リンの伝説」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
21
レベル20,ランクCに上がるもまだまだ手のかかる新米勇者達を見守っていたクロノス。いつもの仕込みのダンジョン攻略の最中、幼馴染のユズハと再会し、故郷の村で神器が披露されるという情報を聞き、ミア達はユズハに同行することに…。ライア回…かと思ったら完結してしまったよ!残念…。最終巻なので雪山での裸温めや水着&触手とイベント盛り沢山。その中でいつも猪突猛進しちゃうライアを諭し,導くライア回もあり、クロノスの正体,“魔王”と“最強勇者”の意味といった本筋もしっかりと押さえてあるボリューム感だったね。幼馴染の→2016/03/19
ツバサ
10
探していたものは持っていた。世界最強の称号は飾り、誰かに認められたかったんだ。これで終わるのは寂しいけど良い最終巻だった、最後のクロノスの正体がバラされてからの展開は目がウルウルです。次回作楽しみにしてます。2016/04/03
真白優樹
9
幼馴染と再会し故郷へ向かう今巻。―――久しぶりに帰った故郷で待つものとは。残念ながら今回で最終巻だが今回もやっぱりいつもの感じでドタバタの漫才含むコメディを繰り広げながら隠されていた様々な謎が明かされている。そして今回は今まで保護者役に徹してきたクロノスにも光が当たり、彼の過去や抱える苦悩、押し付けられる期待、そして訪れる救いが描かれている。・・・とっくに手にしていた宝物に助けを求めて救われた先、そこには本当の意味での光があるのだろう。この先も冒険は続き、またその先へと踏み出していく。 うん、面白かった。2016/03/22
サキイカスルメ
8
最後まで楽しかった!クロノスの幼なじみユズハと再会して、クロノスの故郷へ行く最終巻。前半はいつものハイテンションコメディ、後半は戦闘と成長と絆のお話でした。三人娘とクロノスの仲良しさがよいなぁ。コメディもとても楽しかったです。初登場ユズハもクロノス絡みのボケもあり時にはツッコミもする良い子でした。もっと四人のハチャメチャ旅を読みたかったですが、めでたしめでたしなラストには満足。今回のイラストも素晴らしかったです。次回作も楽しみですね。2016/05/09
藤崎
8
最強保護者とボケ倒し三人娘のフリーダム冒険劇、3巻にして完結。そして3巻は水着回だよと心が叫びたがってるならしょうがないとか、そんな感じで。そして主人公の故郷と過去、「最強」の孤独と「魔王」の意味等、一通り伏線回収した結末。後今回登場の幼馴染がこの世界の常識側から過保護ダンジョンに対してツッコミ役になったのもつかの間、村ぐるみで愛が超重くて結局ボケサイドに回ったかと思えばラストでいい話とか、色んな意味で活躍してたり。総合的に、いつもの会話劇も楽しめつつ、いい感じにまとまっていたと思います。次回作も期待です2016/03/19