出版社内容情報
谷中銀座の外れにある駄菓子店「こおり屋」。店を整理するため訪れた彰次だが、神さまも訪れるというこの駄菓子店を何故か手伝うことになって――。「にんじん」「こざくら餅」……駄菓子でつなぐ人と神さまの物語。
内容説明
駄菓子店「こおり屋」。谷中銀座商店街の賑わいから、ちょっと外れた一角に祖父の営む駄菓子屋はあった。店を訪れた僕は、そこで一人店番をするチカという少女と出逢う。祖父が亡くなったことを伝えられないまま一緒に店を手伝うことになったのだが、この店を訪れるお客様は、どうやら人間だけではないようで…?「にんじん」「かめせん」「こざくら餅」―神さまたちが所望する駄菓子に隠れた想いを汲んで、今日も二人は大奮闘。駄菓子でつなぐ、人と神さまの物語。
著者等紹介
木内陽[キウチヨウ]
第2回ラノベ文芸賞にて審査員特別賞を受賞。受賞作を改稿、改題した『谷中銀座コーリ駄菓子店出納帳 お客さまは、神さまです。』でデビュー。都内にてゲームシナリオライターとしても勤務中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
73
亡くなった祖父の駄菓子屋を訪れた郡彰次は、一人で店を切り盛りする神様の少女チカと出会う。祖父の駄菓子屋は、神様がお客として訪れる店であり、チカは神様が御礼にくれる「神謝銭」を集め、ある願いを叶えようとしていて、彰次は彼女の手伝いをすることに……。祖父が亡くなった事を知らずに帰りを待ち続けるチカと、祖父の死を伝える勇気が持てない彰次の二人の姿には辛いものがありましたが、二人が店を訪れる神様の悩みを駄菓子で解決していく姿が良かったです。懐かしい駄菓子も多く登場して満足。久しぶりにこざくら餅が食べたいなあ。2016/12/09
佐島楓
35
駄菓子屋さんを訪れるお客様は、神様。なかなかニクいシチュエーションで、しかも懐かしい駄菓子がたくさん登場して、幼い気持ちになりながら読みました。こういう人間と神様の関係は、理想的だと思います。続いていってほしいシリーズです。2015/11/23
絳楸蘭
29
駄菓子が食べたいぞ~!!題そのままの「お客さまは神さま」でした。それも、紀記に登場するような神様じゃなくて、もっと身近にいて、いつも見守ってくれている神さまたちでした。人に大切にされてきた神さまたちだからこそ、その想いを返したかったんだなぁ…と思うと優しい気持ちになりました。コーリの新生活が見たいので、続編があるといいなぁ♪2015/10/08
とも
18
可愛らしい表紙と懐かしい駄菓子にひかれて購入。駄菓子屋はもう20年近く行ってないけど今もこんな感じなのかな。地元のお店を思い出しながら読みました。あったかくて優しいお話ばかりだったのでじんわり沁みてほろり。途中に挟まれる駄菓子メモもそうそうこんなお菓子やった!と嬉しくなりました。コーリくんの決意が固まったところで続刊があるといいな。2015/09/26
nono
15
図書館本。初読み作家様。谷中にある駄菓子屋、そこは神さまもお客となって訪れる!?読みやすくてほんわりしますが、先の読める展開に少々物足りなく残念。神さまと妖の違いは何だろう?表紙はテクノサマタ先生でとっても可愛い。軽目に読了。2016/10/28
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