出版社内容情報
両親を早くに亡くしたあかねは、5人の過保護な兄と暮らしている。たまにウンザリしながらも円満に過ごす日々は、ある時死んだ父から手紙が届くことで一変した。なんとあかねには、あやかしの許嫁がいるようで!?
内容説明
両親を早くに亡くしたあかねには五人の兄がいる。大黒柱の長男と、やんちゃな次男に寡黙な三男、心優しい四男と毒舌な五男、六人で一緒に平穏な日々を送っていた。ところがその生活は、家に伝わる蔵を兄妹で訪れた際に一変する。蔵で見つけた不思議な箱を開け、封じられていた人外の存在“あやかし”を街へ解き放ってしまったのだ!やがてご近所から聞こえてくる怪奇の噂。退魔のイロハはないものの、事態を収めるため兄妹はあやかしの回収に乗り出す!!そして出会ったのは、狐の尻尾を持つ泣き顔の少年で…?
著者等紹介
椎名蓮月[シイナレンゲツ]
『紅のトリニティ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
57
「毎日晴天」並みの兄弟の愛情深さに、こちらもご両親を亡くして可愛い妹を溺愛。BLではなくあやかし系ではありますが百太郎さんと帯刀大河が重なります。長男の性でしょうか。あかねちゃんはあやかしの嫁になるのでしょうか?。紙本ですので眼鏡の度をアップして残り4巻を楽しみたいです。2020/02/11
すみの
39
九十九家はと5人の兄、百太郎(准教授)、勇気(無職たまにバイト)、恵(大)、若葉(高)、藍音(中3)と可愛い妹・あかね(中2)の6人家族。拝み屋だった父と優しい母は既に他界。亡父からあかね宛の手紙がきっかけで、あやかし達と関わり始める。イケメン&シスコンの兄たち、時には母、姉のように慈愛あるあかね、祓い屋のこれまたイケメン甲斐、あやかし・その1雷電、その2風牙との大所帯の楽しさと来るべき未知なるあやかしの怖さ、あやかし達に隠された悲話と色々あり。あかねの相手…どんなあやかしなんでしょう。2016/02/21
ううち
30
九十九という苗字や兄弟設定が非常によく似ている作品を読んだことがあったので続編かと勘違いしていましたが、こちらの方が好きかな。可愛らしく優しいお話で、妖が出てくるもののファンタジーすぎず読みやすい。兄が5人(すべてガタイの良いイケメン)もいるあかねちゃんがちょっと羨ましいわ。妖がとてもキュート。続編も読みます。2016/03/12
み
29
感想を読んで気になった作品、初読みの作家さん。う~ん、なかなか入り込めなかったのですが、最後の方からさくさくと♪本作は導入編ってことなのかな?続編も読んでみます(^^)2016/09/06
ななりー
25
九十九家は両親を早くになくし、5人の兄と妹のあかねが暮らしている。死んだ父親からの手紙によってあやかしと関わっていく兄妹たち。あやかしは悪いことをする者ばかりではなく、ちゃんとあかねのように向き合ってあげれば心を開いてくれる。その力があかねにだけ与えられた意味が何かあるはずなので気になります。兄達も本当に妹を想う気持ちが伝わってきて、こんなお兄ちゃん達いたら素敵だろうなぁと思いました。狐のあやかし風牙くんも可愛い。父親が懸念していたあかねに求婚してくる者は誰なのか。最後の払い屋さん、怪しい。次巻も楽しみ。2015/12/26
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