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出版社内容情報
ミソラとフィアの邂逅から始まった物語。「世界を癒やす」「世界を繋げる」――ふたりの持つ類い希なる力を巡り、交差する様々な思惑が絡み合う。科学と幻想、ふたつの世界が織りなす奇跡の物語、クライマックス!
内容説明
真なる敵の計画により、大樹から生まれ堕ちる無数の幻想生物たち。世界を蝕む存在を前に、京花、エリス、レイレイたちだけでなく、かつて敵として戦ったネックザール、禰鈴、そしてキリシェまでもが、SIRENを守るために共闘する。一方、大樹の胎動を受け、フィアの中に眠っていた真天使の覚醒が始まる。その身を犠牲に大樹を封印するため―。真天使の悲壮な決意を止めるべく、ミソラの中に秘められた“方程式”の真の力と役割が、いま解放される。天使を宿す少女と世界を癒やす少年の物語、佳境に突入!
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
『黄昏色の詠使い』にて第18回ファンタジア長編小説大賞佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
47
世界は不条理だ。不均衡だ。不平等で、不自由だ。傷つけられた分だけ優しくなんてなれないし、傷つけられただけ他を傷つけていい訳じゃない。努力は実らないし、想いはいつも一方通行。天使の涙は絞り取られて、閉じた扉は開かない。=でなんて世界は繋がらない。だけど君が、=を望むなら。自らの足で世界を渡り、此処と彼方を貴方が繋ぐと言い切るのなら、今少し共に夢を見よう。未来の方程式なんて知らない。だけど隣を歩く天使がいて。求める姿が今はくっきりと浮かんでいるのなら。久遠の彼方、全ての夢見る星々の都。因果と運命が交差する所迄2015/09/03
まりも
26
エルベルトの計画によって、かつてない危機に襲われるSIRENを守る為にミソラを始めとした理装執行者と一度は敵として戦ったネックザール達が共闘する…な話。うーん、これは本来なら上下巻で分割してやるべき内容だったんじゃないかなぁ。1冊の中に限界まで詰め込んだせいで一つ一つの扱いが薄くなったのは本当に残念。まぁ、ネクサスの真相や各陣営に分かれての戦闘は盛り上がったので良かったんですが。スーパー細音大戦になると思ってただけに色々と拍子抜けでした。デビューから追っかけてた作家さんなので次回作に期待しましょう。2015/05/21
ナカショー
11
完結巻。上下巻構成にして欲しいぐらいに内容が詰め込まれていて、面白かったんですが、内容が薄く感じたのが惜しいとおもいました。まぁ面白かったから良いんだけどね‼︎次回作も多いに期待してます。2015/05/21
Ency [L-N]
10
研究エリア内で姿を消したというエルベルトを捜索すべく、「中央統合樹(セントラル)」へ赴いたミソラ達を待っていたのは…、5巻最終巻でした。「真なる赤き実のなる大樹(ネクサス)」に絡む秘密が明かされた事で判明する衝撃の真実とそれに伴って反転する様々な事象…、相変わらず見事な仕込み具合ですわ。話を複雑にしない為かセントラルを統括する上層部は全く登場しなかった(ネオエリさんは別勢力だよな)が、それでもミソラの友人周りに理装執行者の有力所二人に福音機関サイドと、終盤の対峙構図をまとめるのは苦労しただろうなーコレ…。2015/05/20
ツバサ
9
完結。キャラがドタバタしてたが、どのキャラも背景がしっかりしてたので混乱はしませんでした。登場キャラみんな好きでした。2017/04/18




