- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > 富士見新時代小説文庫
出版社内容情報
商都大坂の米問屋で、暖簾分けを目指して頑張る男の、商人一代記!大坂の米問屋、栄屋の手代・佐助は美代と夫婦になり番頭に取り立てられる。独立を目指して励む佐助だが、大鳥圭介や清水次郎長の子分・石松らと知遇を得て……。商人の矜持を胸に時代の転換点を見つめた男の物語。
近藤 五郎[コンドウ ゴロウ]
著・文・その他
卯月 みゆき[ウヅキ ミユキ]
イラスト
内容説明
大坂の堂島にある米問屋・栄屋で手代として働く佐助は、暖簾分け・独立を目指して先輩同輩らと商いに励んでいる。幕末の動乱前夜の大坂には、大鳥圭介や福沢諭吉、清水次郎長の子分の石松らが集まっており、佐助は彼らと交流を重ねながら、時代の転換点を商人として生き抜いていく―。
著者等紹介
近藤五郎[コンドウゴロウ]
1961年静岡県焼津市生まれ。関西の放送局に勤務するかたわら、小説の執筆を続け第一回富士見新時代小説大賞において『浪速万華鏡』で優秀賞を受賞。受賞作を改題した『なにわ万華鏡―堂島商人控え書』が時代小説のデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさこ@タッタカタ
8
なにわ商人の風俗が面白かった。京都へ舟で行くところなど。2015/03/19
なっさん
3
なんだろ、文書とか一章一章の話は面白いんやけど、結局この本で何を言いたかったのかが全然分からんで終わってしまった。最初読み始めると、主人公佐助と美代の恋とか日常の話なのかなと思ったけど、美代の存在感はすぐになくなってしまった。うーん、終わり方もよく分からないなぁ。話自体は知ってる名前がいっぱい出てきて面白かったんやけど。2015/09/17
k5
1
アイデアコンペで分家が決まる堂島の米問屋で働く佐助の生活がすごく生き生き描かれていて、解像度の高い描写が魅力的です。その一方で、事件が起こっても盛り上がらんまま終わるみたいな所はありますが、短所より長所の方が強いかとは思います。まったく関係ないですが、ブロックチェーンの話を読んだばかりなので、その連想で米の価格を旗振り信号で伝えるエピソードが興味ぶかかったです。2018/05/05