内容説明
「―キミ、本当にバカだね」柊正宗が卒業論文保管庫で出会ったのは、見た目は高校生、行動は不可解、真意を読むことは不可能な大学一の変人、心理学研究室助手・天童こころだった。わずかな手がかりだけで正宗の捜し物を言い当てる観察力と分析力を持つこころ。第一の事件をきっかけに、彼女のお目付けとしてゼミを仕切ることになった正宗のもとへ、論文がらみの奇妙な事件が次々と舞い込み―。事件に巻き込まれる青年と人の心を分析する少女、ふたりのフィールドワークが始まる。
著者等紹介
七菜なな[ナナナナナ]
第一回ラノベ文芸賞にて審査員特別賞を受賞。「心理学者こころ女史の分析―卒業論文と4つの事件」にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はな
35
心理学の卒論に惹かれたので、読んでみました。さらりと読めましたが、心理学はあまり関係ないのかな?と言う印象。せっかくなら心理学のうんちくをいれた内容にしてほしかった。こころ女史の家だったり、優秀さだったりトラウマがさら〜とながされた気がします。続編があるという事なのかな?2015/12/28
よっしー
12
ワカマツさんのイラストと心理学をかじっていた事もあり、気になって読んでみました。教授も自由なら、助手も自由。無茶苦茶に見えるけど、学生の自主性は養われそうかな。振り回される正宗は大変そうでしたが、自分から首を突っ込んでる所を見ると、楽しんでもいるのかも。こころの設定が少しボヤけて感じ、最後まで疑問が残ったのが残念です。が、軽く読むには良かったかな‼2015/12/11
青井
12
表紙から受けた印象そのままで、軽い感じの心理学絡んだ日常ミステリー。んー、もっと薀蓄とかあっても良かったのよ。悪くはなかったので続編あったらまあ読もうかなという感じ。2015/03/04
マカ
11
またやってしまった(-∀-;)ワカマツカオリさんのイラスト買い(笑)まぁ、内容にも惹かれた部分があったからってのもあるんだけどね。サクサク読めて読みやすくはあったけど・・・心理学の要素は殆どなかった。もう少し突っ込んで書いてもらっても良かったかな~。続編出たら・・・読む・・・かな?2016/07/30
くろねこ
11
最初はちょっと主人公の横柄さが鼻について無理かも…と思ったけど,なんのことはない不器用系な人だったから良し。 ただ途中で友人のジェンダーについてペラペラとこころに話したのはいただけないけど…結果誤解だったからまぁ良し。 、、最終結果まぁ良し(・∀・)w 続きは買うかしばし悩む。2016/02/01