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出版社内容情報
両親を精霊に殺された少女――鳶一折紙。精霊を憎み、精霊を殺すために生きる少女はDEMインダストリーの最新鋭の装備、それを扱える身体を手にした。十香たちを殺す戦いが始まり、そして折紙は――。
内容説明
五年前、目の前で精霊に両親を殺された少女―鳶一折紙。あの日から、少女の存在意義は両親の仇を討ち、この世界から精霊を滅ぼすことに変わった。数年後、魔術師となり精霊と戦う力を得た少女は、自らの無力さを呪う。精霊を殺すためには、さらなる力を。その想いは叶えられ―。「あなたを巻き込まないためには、これがもっとも確実性の高い方法」「一体何にだよ!」「―私と、精霊の戦いに」彼女にとって唯一特別な存在、五河士道を監禁し、精霊たちを殺す悲願を叶えるため、戦場へと向かう折紙。戦争を止めるため、精霊を憎む少女をデートして、デレさせろ!?
著者等紹介
橘公司[タチバナコウシ]
第20回ファンタジア長編小説大賞準入選作『蒼穹のカルマ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
椎名みさの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
67
両親を精霊に殺され復讐のために生きてきた鳶一折紙。その彼女が更なる力を求めDEMに下り、再び十香たちに挑む。最高の装備を得て一時は圧倒するも力を顕現させた十香に倒されてしまう。もっと力が欲しいと願う鳶一が辿り着いてしまった新たな力とは?そしてその力で知ってしまった真実とは…今巻は鳶一…なのにかなりシリアス。5年前に両親を精霊に殺され、精霊を倒すために全てを費やしてきた鳶一。しかし敬愛する士道の能力によって精霊の力が抑えられ、人間の世界に馴染むことにどこか寛容になってしまった自分を再び奮い立たせる為に→2014/03/20
謡遥
62
KGKB旅行中で読了。あれだ、最初から構想練ってたぶんかなり面白く作られてました。あの真実はどうしようもないのですがだまされたので僕としては満足。天使みたいな霊装とかを手に入れた割に完全にやってることが天使どころじゃないところも皮肉じみてて面白かった。2014/03/22
よっち
61
この世界から両親の仇である精霊を滅ぼすため、精霊を許容しつつある現場を否定し、DEMに下って新たな力を得た折紙が再び十香たち精霊に挑む第十弾。序盤は折紙らしさも垣間見えましたけど、力を取り戻した精霊・十香との再戦、そして足りない力を渇望したがゆえの変化と、自らを見失わないがためにあがけばあがくほど追いつめられ、そんな彼女に容赦なく突き付けられた事実はあまりにも残酷でしたね。希望が見えない、どうしようもなく絶望的となってしまった状況で、また現れた彼女がこの流れをひっくり返す切り札となるか。次巻が楽しみです。2015/10/06
まりも
54
純白鳶一の裸イラストから始まる10巻。今回は鳶一回前半戦。DEMの力を借りても命を削っても精霊に追いつくことしか出来ない。そんな彼女の前にファントムが現れ精霊の力を与えられる。怒涛の展開となった今回。鳶一精霊化は予想してたけどその後更に反転までするとは思わんかったなぁ。復讐に生きていた鳶一の残酷な真実。士道は彼女を救う事が出来るのか。狂三最後の弾も出てきたしいよいよクライマックスが近づいてきたのかな。鳶一はお嫁さんエンドなれるのか早く次が読みたいですね。2014/03/21
アウル
47
予想、表紙通りに折紙が精霊化の巻。この巻はシリアスな話で重かった。狂三の力を借り両親の仇を取るために過去へと戻った折紙だったが真実は過去に戻った自分の所為だった。展開がわかりやすいけれども安心して読める作品。次巻はこれまた狂三の力により過去へ飛ばされた士道が折紙を救う話か。四糸乃と七罪コンビが可愛いな。2014/04/23
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