内容説明
安全性より利益を優先!私たちはバイオ企業のモルモットなのか?2年におよぶ長期テストによって遺伝子組み換え作物「安全神話」を覆し全世界を震撼させたセラリーニ教授が巨大バイオ企業の暴走がもたらす食の汚染と健康破壊を告発する衝撃の問題作。
目次
1 60年にわたって心身を蝕む毒性(アグリビジネスが仕掛ける時限爆弾)
2 実験へ(心ある人びと;実験用GMOの選定と入手―立ちはだかる障碍 ほか)
3 健康リスクの過小評価はいかにしておこなわれたか?(個の利益が公的利益としてまかり通る仕組み;衛生安全機関は市民のためにあるのか? ほか)
4 針路を変えよう!(新たな衛生科学のパラダイムの必要性;持続可能な環境の実現に努めよう ほか)
著者等紹介
セラリーニ,ジル=エリック[セラリーニ,ジルエリック] [S´eralini,Gilles‐´Eric]
カーン大学分子生物学教授。同大学の「リスク、質、持続可能な環境」センター共同所長。フランス政府のGMO審査委員会の専門家委員を9年間にわたって務めた。現在は同様の職務を外国政府および国際機関のために果たしている。著書に『執行猶予下の人類』(ベルフォン、1997年、フィリップス・シアンス・フロンチエール賞受賞)他
中原毅志[ナカハラツヨシ]
長野県生まれ。翻訳家。ルーヴァン・カトリック大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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