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出版社内容情報
創作の狂気と感動を描いた話題騒然のWeb漫画がいよいよ書籍化!!ポンポさんは敏腕映画プロデューサー。映画の都ニャリウッドで日夜映画製作に明け暮れていた。ある日アシスタントの“映画の虫”ジーンはポンポさんから突然「この脚本は君に撮ってもらうから」と監督に指名され!?
杉谷 庄吾【人間プラモ】[スギタニ ショウゴ ニンゲンプラモ]
著・文・その他
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J7(読メ低浮上中)
41
ポンポさんは幼い女の子に見えても大物映画プロデューサーの地位を受け継いだ才能ある天才。映画大好きといっても作品についてあれこれ語るのではなく(語ってるとこもあるけど)映画の制作側を描いた業界ファンタジー漫画。面白かったのは、いい映画を作るために活動する登場人物たちの理念が、映画好きではまっていった人間なら共感できるものがヒシヒシ伝わってくるところ。だからこの漫画は単なる映画オタクではなく制作側のストーリーだけど、間違いなく映画大好き人間が読んでも楽しい。リア充に創作はできねーよと言い切るのもよかった(笑)2018/09/29
Dash-Checker
33
やる気のある善人しか出て来ない、ある意味ファンタジックな映画の世界。著者が映画が好きでたまらないのがビシビシ伝わってきて気持ちがいい。加筆修正あり2017/08/27
トラシショウ。
30
読み友さんの感想から。著名な映画プロデューサーを祖父に持ち、その英才教育と抜群の感性から、幼いながら敏腕映画プロデューサーとして活躍するポンポネットことポンポさん。彼女の会社で働く超がつくほどの映画マニアの青年・ジーンはある日、駆け出しの新人女優と往年のベテラン俳優の組み合わせの映画の監督を任される事に。かくして、女優も監督も新人の映画製作が始まる。アニメーターであるらしい作者がpixivで好評を博した作品の書籍化との事(Web版は未読)。近年好評な映画について熱く語る漫画作品の一つ(以下コメ欄に余談)。2017/08/27
田氏
26
いいよね、これ…。パラメータの割り振りがおかしい人物しか出てこない、近距離パワー型サクセスストーリー。それを力押しと言われたら否定できない。だとしても、冒頭に出てくる「泣かせ映画で感動させるより、おバカ映画で感動させる方がかっこいいでしょ?」って台詞、あれはこの漫画自体の矜持でもあるんじゃないかとも思うのだ。そして紙で読むと見え方も変わって、たとえば手の表情、画面で読んでたときは意識しなかったけど、こんなに手で演じる漫画だったのかと気付く。なにより一番気に入ってるのは、90分もかからずに読み切れるところ。2021/04/16
わたー
23
★★★★☆映画の出来が非常に良かったので読了。伝説的な映画プロデューサーの孫で、その才能を引き継いだ若き天才プロデューサーポンポさんが、映画バカな青年と女優を目指す少女を見出し、映画を制作していく物語。作品の根底にある熱量は確かに感じたものの、消化不良感を感じた。言ってしまえば、起承転結の「起承」だけが描かれているような感じ。別媒体と比べるのは正しくないが、映画を見た後に原作を読んだせいか、映画で追加されていたストーリーラインに目が行きがちになったのが、物足りなさを感じた原因だろうか。2021/06/14