出版社内容情報
新たなるチンピラバディもの誕生！
内容説明
「英次、お前だって天下取りたいって思ってんだろ？」バカだバカだと思ってた兄貴が、実は一番ヤバイ奴だった…！狙うは、テレビに映る２億円。完全犯罪は完遂されるのか。原＆英次のチンピラコンビ初お目見えの「別荘」含む７編の連作集。
著者等紹介
藤原一裕［フジワラカズヒロ］
１９７７年９月２０日奈良県出身。１９９６年高校の同級生だった井本貴史とお笑いコンビ「ライセンス」を結成。ボケ担当。第２９回ＮＨＫ上方漫才コンテスト優秀賞受賞。その後舞台・テレビなどで活躍中。『遺産ゲーム』が初小説となる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aquamarine
84
ヨネダコウさんの華麗な表紙に一目惚れ。著者はライセンスのボケ担当藤原氏。もともとネタだったものを物語に仕上げたりしているようで、抜群のテンポと読み手の惹きつけ方を感じます。コントなら良くても物語としては少しえげつないかなと思うものもありましたが、それも味なのかもしれません。7つある短編が一つ一つすごく綺麗におちていてさすがネタを書く芸人さんは違うものだと感動しました。更にただの7つの台本の寄せ集めではなく、連作短編のひとつの物語として綺麗に成り立っているのがとても良かったです。読みやすくて楽しみました。2018/06/03
yu
41
読了。人生初のサイン本。ライセンス藤原の小説ということで、随所に芸人ならではのセンスを感じた。失礼かもしれないが、思ってた以上に面白かった。タイトルがうまいなぁ。短編のような感じで各人々の物語が綴られていて、最後に繋がる。メッセージが、最高にツボだった。思わず笑ってしまった。金の力って恐ろしい。2018/05/20
Zann
37
★★★★★お笑い芸人ライセンスの方の著書。コントのネタみたいな短編集なのだが、映像をノベライズ化した様なものではなく、ちゃんと小説としてものすごく面白い。久しぶりに文章だけで大笑いしてしまった。六編まで単発で面白く読み進め、七編めで見事に全てを網羅し、きちんと連作短編として着地。お見事です。読み終わって目に入る帯「ではまず、ご職業は？」「教師です」「調教師？」「いえ、教師です」。思い出してまたニヨニヨしちゃう。なんだか気分が塞ぎがちになってる今の世の中、少し気分をあげるためにもぜひ読んでみて。（16）2022/02/05
Syo
24
う〜む。 最初は、 あちゃー、失敗。 途中から、 おっ。 けど…。 う〜む。 時間の無駄だったか。2020/02/11
高山
11
芸人としてはいまひとつなライセンス藤原さんですが、 この連作短編集はテンポも良く、 読みやすくて話も上手くまとまっていて凄く面白かったです。2017/11/21
