出版社内容情報
学生からもう一度百人一首の世界にふれたい大人まで
学生から、もう一度百人一首の世界にふれたい大人まで。
漫画家・今日マチ子が、一首いちまいで、百人一首の和歌から自由に解釈して素描。全百首オールカラー。
雑誌「ダ・ヴィンチ」連載に描き下ろしを多数追加して書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
77
今日マチ子さんの軽やかで透明な世界観の中で自由に解釈し、のびのびとした素描で新しい物語へと変わっていく百人一首。説明しすぎないサイレントなマンガに自分の想いを重ねて読む楽しみが新鮮。真っ白に初霜がおりた一面の白菊の景色。夜が明け染める霞の中にぼんやりと浮かぶ網代木。短い和歌の中に言葉の枠を超え含まれた世界が、詠むたびにぼんやりとその姿を変え、また新しい心情が届くようで時代を違えながらも当時の恋や世情、移ろいゆく季節に想いを馳せ楽しんだ。句集などで是非シリーズ化してほしい!2016/04/14
ネギっ子gen
52
【「名にしおはば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな」(25番:三条右大臣)】一首一頁で、百人一首の和歌を漫画家が素描。オールカラー。巻末に参考文献。「まえがき」「あとがき」「解説」そして「吹き出し」など一切なしの潔さに拍手。25番の最初のカットは、電話する女性。昔の固定電話ってコードがぐるぐる巻いてたよね。そのコードを指に巻きつけ――。一方、獄窓(かな…)の鉄格子に巻きつく蔓をたぐり寄せる男性。脳内で、松尾和子の「再会」の<♪小っちゃな青空 監獄の壁を 見つめつつ泣いてるあなたァ~>が⇒2025/07/25
アマニョッキ
50
今日マチ子さんの目を通して世界を覗くと、百人一首はこううつるのか。「瀬をはやみ」と「夜をこめて」が特に好きかな。日本語の奥深さをあらためて漫画で知らされる愉しさ。今も昔も日本人の表現力は素晴らしい。2018/02/24
たまきら
40
わあ、すてき。過去の言葉に現代の日常をさりげなく投影させるところが面白いです。受け取り方の違いもいとおしくて、新鮮でした。2023/02/17
ピロ麻呂
38
百人一首の本はめっちゃ読んだけど、これは詳しい解説を省いて素描だけで現代風のストーリーに置き換えて表現☆絵がかわいらしくて、シンプルで分かりやすい!これはすごくいい♪特に好きなのは恋歌の定番「恋すちょう」「しのぶれど」。いつでも見れるようにKindleで買ってよかった(≧▽≦)2016/05/15
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