平戸市はなぜ、ふるさと納税で日本一になれたのか?

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平戸市はなぜ、ふるさと納税で日本一になれたのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784040679228
  • NDC分類 318.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「ふるさと納税」でまちが甦った!

2007年から始まったふるさと納税制度。2011年の東日本大震災から急激に寄附額が増え、現在は多くの市町村が、地域の産物を寄附の返礼品にして、全国からの寄附を集めている。
2014年度は、平戸市がふるさと納税の寄付額で日本一になった。過疎の町になぜ、14億円もの寄附が集まったのかを、「10の逆転の発想」として紹介。平戸市では、農・漁業が活性化し、市民の意識も高まり、よい循環が生まれ、若者もUターンしてきている。その舞台裏を丁寧に解説。
地方創生の一歩を踏み出した平戸モデルは、過疎の町の救世主になれるのか?

第1章  はじめに~平戸市の地勢と歴史
長崎県の北西部に位置し、九州本土と離島を含む
周囲を海に囲まれ、外国との交易の玄関口として栄える
現代にまで伝えられるキリシタン文化
戦後の発展と緩やかな人口減少
平戸大橋と生月大橋の開通という「黒船」
2005年、1市2町1村による市町村合併
人口減少が止まらない
小規模で零細、少ない耕地面積と高齢化の農業
岐路に立つ基幹産業の農林水産業と観光業

第2章

内容説明

ふるさと納税の寄附額で日本一になった平戸市の市長が、過疎の町になぜ、14億円もの寄附が集まったのかを、「10の逆転の発想」として紹介。地方創生の一歩を踏み出した平戸モデルは、過疎の町の救世主になれるのか?

目次

第1章 はじめに―平戸市の地勢と歴史
第2章 ふるさと納税で活路を見出せるのか
第3章 逆転の発想「10の戦略」
第4章 生産サイクルが回るようになった
第5章 宣伝とメディア対策
第6章 地方創生に向けたふるさと納税の活用
第7章 おわりに―「日本一」になって平戸市はどう変わったか

著者等紹介

黒田成彦[クロダナルヒコ]
1960年8月、平戸市生月町に生まれる。私立青雲高校(長崎県時津町)、私立麗澤大学(千葉県柏市)英文科卒業。1983年、参議院議員・下条進一郎氏(元厚生大臣、故人)の秘書勤務後、1985年、衆議院議員・金子原二郎氏(前長崎県知事、現参議院議員)の秘書。2002年2月、長崎県議会議員補欠選挙にて初当選、翌年4月、同県議会議員選挙で再選。2007年4月、合併後の平戸市選挙区から3期目の県議に当選。2009年10月、平戸市長選挙に立候補し当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ニッポニア

48
平戸市がいかにしてふるさと納税額日本一になったのか。海産物、牛肉特産品が豊富等条件は良かったものの、着手した時期、方法に革新性があった。現在、参入する自治体も増え、簡単に増やすことは難しいが参考になります。以下メモ。市長と職員の距離の近さ、故提案が通りやすかった。センスと行動力を兼ね備えたスーパー職員がいた。広報の手法をふるさと納税に応用した。商品の物語化で魅力を高める。年4回届ける季節配送セット。メディア戦略。さらに寄付から、行ってみたくなるへのシフトのタイミングが絶妙。2023/06/11

福蔵

8
日本の西の端の小さな自治体の取り組みが連日メディアで紹介されるのを横目で見ながら、悔しさと羨望のまなざしでその仕組みに注目していた。自分とこの現状を冷静に分析して危機感を感じ、手探りで熱く取り組んで成功の仕組みを構築していったのは本当にスゴい。成功にいたるまでは本当に大変だったのだろうが、こういう仕事ができたのはシビれるだろうなと想像した。逆転の発想「10の戦略」をそのままコピーして実践するのは難しいのかもしれないが、自分とこで活かせるものは活かしたい。あ、ちなみに同じ長崎県人です^^2016/02/07

hiyu

7
ふるさと納税という制度から見えてくる地方再生という感じか。もちろん、アイデアや企画力に優れた職員も必要だが、ゴーサインを出したトップの存在も不可欠なのはわかる。よくわからないのだが、一連の結果はプラットホーム戦略的になるのかな?この手の本をみてよく思うのだが、両者の後継者はどう育成していくのだろうか。例えばトップの交代でパイを拡大しすぎてあっという間に激変していくことはあり得ることではあるが。妙なところが気になった。2017/08/14

鈴川愛夏

4
#読了2023/05/26

yyrn

4
返礼品が無かったとはいえH23年度は84万円。それがH26年度ではなんと14億円!と驚くような躍進をみせ日本一になった平戸市のふるさと納税。その秘密は何か?アチコチから尋ねられる疑問に市長自らが平戸の歴史から始まって人口の減少や産業衰退の変遷を紹介しつつ、ふるさと納税の取組みをていねいに解説してくれる本。ゴーストライターっぽいが非常に面白かった。物事は一度回り出すとどんどん勢いがついて加速し大きく膨らんでいく、という典型的な事例か。踏み出す勇気をもらったが、それでも人口は減少しているようだ。ガンバレ!2015/12/01

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