内容説明
クラリス王国の首都から遠く離れた地にカーリンという街がある。そこに、ユイ・イスターツという軍役人がいた。彼は怠惰であるともっぱらの評判で、与える任務は一向に進まないというやる気のなさ。ところが彼には、別の使命があった。昼行灯を装いながら、貴族の腐敗した行いを是正すべく、日々内部調査を進めているのだった。そんな彼の前に現れたのは王女エリーゼ。彼女は強い正義感から自らの手で事態を解決しようとするが、それを良しとしない一派の手によって拉致されてしまう。エリーゼから「穀潰し」と言われてしまったユイではあったが、王女を救出するためにある計画を考えていた!?やる気のない英雄(?)が送る、隠れヒーロー譚!異色の戦記ファンタジー、第一弾!
著者等紹介
津田彷徨[ツダホウコウ]
兵庫県出身の内科医。勤務の傍ら小説を書き始める。2013年より初題であった『クラリス戦記』の執筆を開始。数度の改題改稿を経て、「小説家になろう」の戦記ランキング1位となり、『やる気なし英雄譚』として2014年6月MFブックスから商業デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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