ＭＦ文庫Ｊ 変態王子と笑わない猫。

さがら 総【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2010/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 288p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040664620
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

横寺陽人は頭の中身が煩悩まみれな高校二年生。ひょんなことで“笑わない猫像”に祈ったら、心で思ったことがいつでもどこでも垂れ流しになってしまった！人生の大ピンチを救ったくれたのは、クールでキュートな無表情娘、筒隠月子―「頭の先から尻尾の終わりまで撫でまわしたくなる感じの子だなあ」「変態さんですね」「ち、違っ、褒め言葉の一種だよ！？」「裁判沙汰の多そうな変態さんですね」「！！？？」とにもかくにも猫像のせいで喪われた本音と建前を奪還しようと、ふたりは協力してアニマル喫茶に行ったり水着を買いに行ったりお嬢様のペットになったり―ん？第６回新人賞“最優秀賞”受賞、爽やか変態×冷ややか少女の青春迷走ラブコメ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[かわゆきか]

去年会社の人に譲って貰った本。読書メーターの皆さんにアンケートまでしておきながら今の今まで積んだままでした。スイマセン。変態を除けばとても爽やかで素敵なお話でした。読みやすくて面白かったしイラストもとても可愛いかったです。続きはまだ処分せず置いてるかなぁ？

2019/07/15

[miroku]

無理・・・。読み飛ばす。

2015/01/13

[長尾鷹弥]

結構昔のラブコメ漫画。主人公がぶっとんでいて面白い。二人の女性から好意を寄せられてる感じで終わったけど、最後は選ぶ感じになるのかな。

2019/07/20

[まいなな]

変態さん笑。月子も小豆梓も可愛いな。変態さんがちゃんと主人公していた。迷いながら間違えながらも、向き合うことをやめなかったから二人とも彼に着いていくんだろうな。本音と建前って使い分けるの難しいよな。いろんな複雑な要素を判断して、絶妙なバランス感覚を全力で駆使しながら、無意識にも意識的にも使い分けているのが本音と建前だと思う。ましてや高校生だから、どっちかの使い方に習熟してないことなんて当たり前だよね。ないものをねだり、あるものを疎むのは難儀なものだと思うけど、それが人間なんだよな……。めちゃくちゃ面白い

2025/11/24

[ぱい]

物語の類型についての例に載っていたので気になって読んでみました。最初はただの変態が書いた変態の話か、この本を手に取ったのは失敗だったな……と思っていたのですが、笑わない猫に願い事を叶えてもらってから雰囲気が一転。面白いじゃねえか！と夢中になって読みました。驚いたのは、今まで私が読んできた物語作成指南書の押さえるべきポイントをすべて押さえていること。強いて言えば小豆の存在は必要だったのか？というところだけど、いや素晴らしいです。最優秀賞は伊達じゃないですね。

2016/01/30