ＭＦＣ ガールズ＆パンツァー樅の木と鉄の羽の魔女 〈上〉

むらかわみちお/才谷屋龍一

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 164p／高さ 19cm
• 商品コード 9784040654263
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

「魔女の知恵とは共同体に昔から口伝で繋がれた・無名の女達の心と知恵の結晶なの。突出したインテリの個性や自我からの主張ではなく・無学なる者が時間をかけて編んだ共同の宝。素朴で、そして強い。中心には無く遍在するもの」。サブタイトル通り人気アニメのスピンオフ、公式大会に出場しない無名の伯爵高校戦車道部で敬愛していた「魔女先輩」から車長を託されたヒロイン・小檜山野咲(のえみ)が彼女の回想をしながら強豪・サンダース高との練習試合に臨む姿を描く。うーん、この主題とアプローチは悪手じゃないかなぁ(以下コメ欄に余談)。

2020/02/24

[紫雲寺 篝]

「私は 特別なんかじゃない」戦車道無名高校の伯爵高校は、強豪サンダースに練習試合を挑んでいた。主人公・小檜山野咲（のえみ）は2年生の車長。昨年度に卒業してしまった、憧れの『魔女先輩』の思いを継ぎ、周りの自然から感じ取れるものを最大限に活かそうとするが、しかし野咲の思い通りに試合は進まずサンダース大付属に翻弄される。一方サンダースも伯爵高校の戦術に違和感を覚え始め……！？ガルパンの漫画自体が初読みなので戦闘シーンは若干読みにくかったが、わかってくるとTVシリーズの良さをちゃんと継承できている作品だと思えた。

2020/03/14

[十二月の雀]

これは、いいな。まず戦況が解り辛い、俯瞰の図が欲しい。読者に不親切なほど急に挟まる回想。妙に凝った説明口調。キャラ立ちの弱い主人公。気になる点はたくさんあるが、結構好きだ。メカが生きてる。戦車と乗員の一体感を感じた。愛嬌と渋味、可愛いメカが見られたのが満足。｢ヤマト2199｣も読んでみようかな…。戦車に乗った感覚を味わったのは、宮崎駿の某戦車漫画だったけど、それに近い｢乗車感｣？ある。言い過ぎか。個人的に、主人公の片目隠れのシーンが性癖に刺さる。おケイさんは、もっとはっちゃけてほしいな。次巻に期待。

2020/02/25

[Fumitaka]

要塞教会（p. 12）、ちゃんとルーマニアにある実際の教会（ビェルタン要塞教会？）に似ており、各話のルーマニアの諸都市風の背景は確かな下調べとガルパンの世界に落とし込む手腕が感じられる。コンスタンティネスク部長の手にしているタロットはドイツ語だ（p. 63）。僕は主人公の田舎ではお葬式にさえ戦車が乗り出してくる（p. 86）場面が否応なく異世界としてのガルパン世界を感じさせられます。話としては一貫してサンダースとの練習試合が描かれている。

2025/12/17

[北白川にゃんこ]

あらあらとても情緒的なお話ね

2025/07/13