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出版社内容情報
至高のダークファンタジー『異世界拷問姫』綾里けいしが贈る、新たなる主従×魔導学園都市×和風ダークファンタジー!
内容説明
突如出現した脅威“キヘイ”が世界を蹂躙して幾百年。人類は対抗手段として魔導学園・黄昏院を設立し、日夜戦闘が繰り返されていた。運命の日、魔導研究科所属のカグロ・コウは“キヘイ”の死骸回収のため、とある遺跡に出向き、不運にもその命を散らした…はずだった。“キヘイ”の少女に救われるまでは―。「初めまして、愛しき人よ―我が名は“白姫”。これより先、私は永遠に貴方と共にあります」物語の中の騎士のように、御伽噺の中の姫のように、目覚めた少女は告げる。それが終わらない地獄の始まりになろうとも知らず―。『異世界拷問姫』の綾里けいしが贈る、希望と絶望が織りなす、感動のダークファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
92
【拘束を、隷属を、信頼を、貴方にーーー約束しよう、コウ。貴方のために全てを殺すと(白姫)】希望と絶望が織りなすダークファンタジー。命を散らしたコウを救ったのは人類にとっての脅威〝キヘイ〟の少女。彼女との出会い、婚姻が終わらない地獄の始まりとなるーーー。敵である〝キヘイ〟と人がコウと白姫のように契約という〝結婚〟をし、花婿と花嫁となり彼らの間に揺るぎない呪いのような絆を結ぶのが面白かった。学園もので、仲間達との平穏な日常があり、生と死が隣り合う緊迫した場面もある。コウと白姫の愛の深さに感動させられました。2020/07/29
坂城 弥生
46
世界観が現代と全く違うけど、入りやすくて読みやすかった。この人を守りたい。その気持ちが強く伝わってくる作品だった。続編も読みたい。2021/01/08
ℳℯ
21
★★★★☆(4.5) 三巻に向けての再読。人類の敵である【キヘイ】と『結婚』したカグロ・コウの物語。作者が綾里けいし先生だけあって、最初から最後までしっかりとダークだった。ただ、前作の異世界拷問姫よりかはグロが圧倒的に減っているので、そういうのが苦手な人でも十分読めると思う。村カルキ先生のイラストも良かったし、なにより終盤での伏線回収が圧巻だった。一度目の読了時はなんとなくこういう展開になるのだろうなと想像はついていたはものの、見事に騙されてしまっていた。次巻に続く。2021/03/05
げんごろう
21
学園ダークファンタジー作品。 凄惨で残酷な中でも何処か美しさを感じさせる独特の雰囲気に惹き込まれました。 伏線を回収する終盤の加速度も素晴らしく、なにより二人の愛の誓い、その想いの強さにはただただ驚嘆です。仲間達との友情も温かく、程良いシリアス感を楽しめました! 2020/08/04
じお
17
★★★☆☆ 「キヘイ」と呼ばれる人類の脅威が突如出現し以来数百年長い戦いを繰り広げる世界、キヘイと戦う為の学園に所属するカグロ・コウは任務の中キヘイと戦い死を迎え、白い姫と出会う、シュタインズなダークファンタジー第1巻。秀作、正直途中まで凡庸なキャラ、設定、ストーリー、オチも大体先が読めるし退屈な作品と侮ってましたが、クライマックスで一気に持ってかれて、久々にいい意味で作者さんにしてやられました。主人公とヒロインがやけに簡単に好感度マックスになるのも単純に描写不足ではなかったのだと→2021/04/05
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