ＭＦ文庫Ｊ わたしの知らない、先輩の１００コのこと〈２〉

兎谷 あおい【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2020/02発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 328p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040644455
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

最寄り駅が同じ以外接点がなかった先輩と後輩は「お互いに1日1問だけ、どんな質問にも答える関係」となり二人だけの空間を築き上げていた――1日1問ずつお互いの距離を縮めていく二人の物語はまだまだ続きます。

内容説明

“最寄り駅が同じ”以外接点がなかった先輩と後輩がある日、朝の通学時に約束を交わしました。その内容とは『１日１問だけ、どんな質問にも絶対正直に答える』というもの。そうして先輩と後輩は毎日質問をし続け、お互いのことを少しずつ知っていき…もう最近では『今日の一問』と言いつつ、お互いのプライベートをどんどん知っちゃう関係に。そうして１ヶ月が経ち―冬目前。２人の距離は普通の先輩と後輩よりも、ちょっとだけ近い距離になりました。さて今回は、どこまで２人は距離を縮めるのか。どうぞお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[佐治駿河]

通学の電車で知り合った先輩と後輩ちゃんの物語。2人は互いに毎日ひとつずつ質問をして会話をしていきます。当然ながら2人の距離は徐々に縮まって行きます。基本的にはこの2人の会話と関係を楽しむ作品となります。特徴的なのは毎日の会話のボリュームが多くの無いので各章が短くテンポが非常によいです。読書をあまりしないラノベ初心者にオススメ出来る作品となります。

2025/06/12

[よっち]

朝の通学時に交わした約束から毎日質問をし続け、お互いのことを少しずつ知っていった先輩・井口慶太と後輩・米山真春。そんな二人の変わってゆく距離感が描かれる第二弾。真春の自転車チャレンジから始まった今回は、質問もお互いの気持ちを探ったり、内面に踏み込むものに変わってきていて、休日一緒に出かけるようになったり、ポッキーゲームやもどかしい告白エピソードを読んでいると、この二人の関係は一体何なの？とツッコミを入れたくなりますが、目指すゴール自体は共有しているようにも見える面倒で不器用な二人の決着に期待したいですね。

2020/02/22

[しぇん]

もう完全にバカップルですね…。登場人物の二人だけでイチャイチャしているので一気読みすると、やや飽きるのが難点ですかね。後輩ちゃんの可愛さを堪能するためにも分けて読んだ方がよかったかなと

2020/03/15

[ホシナーたかはし]

これで男女の付き合いをしていない・彼氏彼女の関係ではない、て嘘だろ絶対！て何度叫びたくなったことか。最近のエロラノベよりもエロい前戯を延々と見せられている気分になり、妙に興奮しました。ネット版は読了してますが、ちょっと又はかなりの加筆修正が入っているので、読んで損はありません。

2020/02/28

[わたー]

★★★☆☆小悪魔系の後輩ちゃんと、彼女に振り回されながらも満更ではない主人公。二人を繋ぐのは「今日の一問」という質問のやりとりというラブコメ。1巻の時は作品のコンセプトに興味を惹かれたのだが、巻を重ねたことで新鮮さが失われてなんだか微妙になってしまったように感じた。ほぼ同じシチュエーションを淡々と描いているので、ラブコメとしてのドキドキワクワク感が薄いというのもそれに拍車をかけていたように思える。メリハリが有ればまた違った感想になっただけに残念。

2020/03/04